新しい職場で元カノとまさかの再会
新しい職場で、部署のメンバーに挨拶をして回っていたときのこと。なんと、そこには別れた元カノの姿がありました。別れの原因は、元カノの浮気。 驚く私をよそに、元カノは私を見るなりツンとした態度で近づいてきて、小声でこう言い放ったのです。
「ちょっと、私に話しかけないでくれる? もう終わった関係なんだから」
私はただ、仕事上必要な挨拶をしただけ。それなのに、まるで私が未練がましく彼女を追いかけて転職してきたかのような言い草に、思わず絶句しました。とはいえ、職場で波風を立てるわけにもいかず、その場は適当にやり過ごすことにしました。
「私を追って転職してきた」得意げな元カノ
それからというもの、私は元カノの存在を気にすることなく、ひたすら仕事に打ち込みました。その甲斐あって、数カ月後には新規顧客を次々と獲得。ついには営業成績トップとなり、社内表彰までされることになったのです。
仕事も軌道に乗り、同僚たちとも打ち解けてきたある日のこと。給湯室の近くを通りかかると、中から元カノと同僚たちの話し声が聞こえてきました。
「◯◯(私の名前)って、実は私の元カレなの。まだ私に未練があるみたいでさ〜。わざわざ私を追いかけて転職してきたのかも。困っちゃうよね」
元カノは、どこか得意げな様子で話しています。すると、同僚の女性社員が「えっ、そうだったの? 残念……私、密かに狙ってたのに」とポツリとこぼしました。
得意げな元カノに“ある事実”を告げると…
自分のいないところで、勝手に「未練があって元カノを追いかけてきた男」に仕立て上げられていた私。さすがに黙ってはいられず、給湯室に入って声をかけました。
「ごめん、話が聞こえちゃったんだけど。実は俺、来月結婚するんだ」
私のひと言で、給湯室の空気は一変。「え? じゃあ、“まだ未練があって追いかけてきた”って話は……?」と、同僚たちの冷ややかな視線が一斉に元カノへ向けられました。
さっきまで得意げに話していた元カノは、自分の勝手な思い込みがバレたことで顔を真っ赤に。「あ、私も今、彼氏いるからさ〜!」そう謎の言い訳を残すと、逃げるようにその場を去っていきました。
手のひらを返した元カノに、私が返したひと言
その後、社内で私の仕事ぶりがさらに評価されるようになると、それまで距離を取っていた元カノの態度にも少しずつ変化が。以前とは打って変わって、やたらとこちらを気にするようになり、ついには自分から近づいてきました。
「ねえ、最近頑張ってるね! 昔みたいに、またいろいろ話さない?」上目遣いで媚びるように話しかけてくる元カノに、私は笑顔でこう返しました。
「あのさ、俺に『話しかけないで』って言ってたよね? だから、仕事以外では関わらないでくれるかな」私の言葉に、元カノはぐうの音も出ない様子。顔を引きつらせると、そのまま立ち去っていきました。
これでようやく、元カノとの関係にきちんと線を引けたような気がしました。付き合っていた彼女とは無事に結婚し、今は穏やかで幸せな日々を過ごしています。
◇ ◇ ◇
過去の関係を自分に都合よく語られてしまうと、戸惑ったり不快に感じたりすることもありますよね。事実と異なる話が広まっているときは、必要に応じて冷静に訂正し、相手とは適度な距離を保ちながら関わっていきたいですね
【取材時期:2026年9月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。