2日目になっても夫の勢いは止まりません。休憩のたびに飲み物やおやつを追加しようとするため、私はそのたびに「もうだいぶ予算オーバーしてるって!」と注意していました。
それでも夫は「旅行なんだからいいじゃん」と、あまり気にしていない様子。私もせっかくの旅行でお金の話ばかりしたくはなく、何度も言い聞かせながら過ごしていました。
2日目の夕食で我慢の限界に
旅行終盤、最後の夕食のときのことです。家族でレストランに入ったのですが、すでに予算をかなりオーバーしていたため、せめて夕食は少し抑えようと、私は比較的安いパスタを注文。子どもには、お子さまセットを選びました。
ところが、夫がメニューを見ながら指さしたのは、なんと5千円のステーキ。「せっかく旅行に来たんだから、これにしようかな!」私は思わず「もうかなり予算オーバーしてるって言ってるよね?」と伝えましたが、夫はまたしても「まあいいじゃん」とひと言。
初日から何度も注意しているのに、まったく響いていない様子に、私はあきれてしまいました。しばらくして、夫の前には鉄板でジュージュー音を立てるステーキが運ばれてきました。
すると、それを見た子どもがぽつり。「パパだけ、旅行が豪華だね」
自分勝手な夫に反撃!
そして食後、会計を見た私は、ついに我慢の限界に。初日から何度も予算オーバーだと伝えていたのに、夫は最後まで「せっかくだから」と好きなものを選び続けていました。
そこで私は、夫にこう告げたのです。「何度も予算オーバーって言ったよね? じゃぁ、今回の旅行でオーバーしたぶんの金額は、年末までのお小遣いから少しずつ引くね♡」
すると夫は、「えっ……ごめん。調子に乗ってた」と、ようやく自分の使い方を振り返った様子。先ほどまでの「まあいいじゃん」という態度はどこへやら、素直に謝ってくれました。
旅行を楽しみたい気持ちは、私も同じです。けれど、家計から出すお金だからこそ、誰かひとりだけが好きに使っていいわけではありません。
この一件以来、家族旅行では出発前に食事やお土産の予算をざっくり決め、旅行中も使った金額を確認するように。夫も高額なものを頼む前には、ひと言相談してくれるようになりました。
◇ ◇ ◇
家族旅行では、楽しい気持ちからつい財布のひもが緩んでしまうこともありますよね。けれど、ひとりが「せっかくだから」と出費を重ねていると、予算を気にする家族は旅行を心から楽しめなくなってしまうかもしれません。
せっかくの旅行だからこそ、楽しむためのお金と守りたい予算のバランスを大切にしたいもの。出発前に予算を共有するだけでなく、旅行中もお互いに確認し合いながら、家族みんなが気持ちよく過ごせるといいですね。
著者:山田 美咲/30代女性/5歳の女の子と夫の3人家族。平日は会社員として働いています。休日に家族とお出かけするのが楽しみです。
イラスト:市田スナオ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年9月)
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