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フリーター夫「嫁に来たんだから夫に従え!」私「私たち結婚してたっけ?」現実を突きつけ家を出た結果

私はフルタイムで働く会社員でした。同棲している彼はアルバイト生活で、収入は私の3分の1以下。家賃や生活費の大半は私が負担していました。それにもかかわらず、彼は家事を一切せず、「女なんだから気を利かせろ」「男は家事なんてやらない」と言い……。

朝食の準備でも、「その日の気分でパンかご飯か選べるように両方用意しろ」と無茶を言います。私が「仕事があるからそんな余裕はない」と断ると、不機嫌になって一日中口をききませんでした。

 

彼は私を選んだ理由について、「ある程度、歳を重ねた女のほうが、気が利いてラクができると思ったから」と平然と言い放ちました。そこそこ稼ぎがあって家事もできる、都合のいい家政婦のような存在を求めていたのでしょう。

 

しかし、私の反発を受けて「見込み違いだった」とため息をつく始末でした。

 

 

家出と勘違い男からの電話

ゲームや動画を見てダラダラ過ごす彼に対し、私は仕事と家事に追われて奴隷のように働く日々。何度も話し合いを試みましたが、常に上から目線の彼には、何を話しても無駄でした。限界を感じた私は、ついに家を出ることを決意しました。

 

ある日、彼がアルバイトに出ている間に自分の荷物をすべてまとめ、実家へと戻りました。数時間後、帰宅して私の不在に気づいた彼から、怒りに震えた声で電話がかかってきました。

 

「自分の立場わかってんのか?」
「嫁に来たんだから夫に従うのは当然だろ」

 

私が別れを告げると、彼は激昂し「勝手に出ていくなら慰謝料を請求するからな!」と突然言い出しました。私には慰謝料を支払わなければならないような理由に心当たりはありませんでした。それに、そもそも、結婚していたとしても、妻が夫に一方的に従わなければならないなんてことはないはず……。

 

「嫁? 私たち結婚してたっけ?」
「あなたこそ自分の立場わかってる?」

 

私は、感情的になっている彼に冷静に教えてあげました。

 

「私たち、婚姻届を出していないことを忘れたの?」

 

 

婚姻届を出さなかった理由

私たちは同棲を始める際、将来的な結婚を視野に入れてペアリングを購入し、婚姻届に記入はしたものの、役所には提出していませんでした。私たちは婚姻届を提出しておらず、戸籍上の夫婦ではないのです。

 

彼は「あ……婚姻届、出してなかったんだっけ」と間の抜けた声を出しました。自分に原因があって婚姻届を提出できずにいたことすら忘れていたのかと、驚きを隠せませんでした。

 

彼が何度も転職を繰り返し、アルバイトで収入が安定していなかったため、私は「正社員として定職に就き、収入を安定させること」を結婚の条件にしていました。また、公務員として真面目に働いてきた私の両親が、定職に就かない彼との結婚に強く反対していたことも理由のひとつです。

 

いつか両親に認めてもらえるよう、一緒に頑張ろうと誓い合ったはずでした。しかし、彼は努力するどころか私を奴隷扱いし、現状に甘えきっていました。事実を突きつけられた彼は、ようやく自分の置かれた状況を理解したようです。

 

今まで家賃や生活費の大半を私が負担していたため、私がいなくなれば、これまでと同じような生活を続けるのは難しくなるはずです。

 

 

収入差への引け目を明かした彼

「悪かった、これからはちゃんと働くからやり直してくれ」

 

彼は急に態度を軟化させ、復縁を迫ってきました。なぜこれまであんなにひどい態度を取っていたのか問いただすと、「お前のほうが稼いでるのが……男として情けないっていうか」と、しどろもどろに言い訳を始め、私より収入が低いことへの引け目があったと打ち明けました。

 

それなら、まずは仕事を頑張って収入を上げる努力をするのが筋だと、私は思いました。収入差への引け目があったとしても、それを理由に私へ威圧的な態度を取ることは受け入れられませんでした。

 

私の決意が固いと悟ると、彼は「今度こそ幸せにするから、とりあえず今月の家賃と引っ越し費用を貸してくれ」とすがってきました。人を幸せにする覚悟など微塵も感じられないその言葉に、私はあきれて電話を切りました。

 

彼とはそれきり連絡を絶ちました。彼がその後どのように生活しているのかは知る由もありません。私は彼から解放され、久しぶりに自分のためだけに時間を使えるようになりました。仕事にもより一層力を入れながら、心穏やかな毎日を送っています。

 

◇ ◇ ◇

 

収入や家事の負担に大きな差があるにもかかわらず、相手を見下し、自分の都合を押しつけるような関係では、安心して暮らし続けるのは難しいですよね。劣等感や不満があったとしても、それを理由にパートナーを傷つけたり、支配しようとしたりしていいわけではありません。

 

何度話し合っても歩み寄る姿勢が見られないなら、自分の生活や心を守るために距離を置くことも選択肢のひとつではないでしょうか。パートナーとの関係に違和感を覚えたときは、無理に我慢を重ねず、自分が対等でいられる関係かどうかを見つめ直したいですね。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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