多恵子さんを1カ月以上見かけず、心配していた隣人の梅村さん。律郎には「仕事で県外に行っている」、パパには「実家にいる」と説明され、蒲倉家に不信感を抱いていました。梅村さんはママと親しく、いろいろな話を聞いていた様子。だからこそ、家族の説明に違和感を覚えたのでしょう。
一方、蒲倉家も、梅村さんがママについて何か知っているかもしれないと考え、話を聞きに行こうとしていました。ところがその朝、梅村さんのほうが警察官と娘の緑さんを連れて蒲倉家を訪ねてきます。
パパがママの家出を「自分勝手」と口にすると、梅村さんは「あんたたち家族のせいで多恵子さんは出て行ったんだ!」と怒りをあらわにして……。
あなたたち自身で気づくべき。隣人の言葉に家族は……



















警察官は、ママの無事が確認できているのか、行方不明届は出しているのかを家族に尋ねます。萌香と律郎は、ママが家を出たあと旧友を訪ねていたことや、荷物が届いたことを説明しました。
警察官と梅村さんたちが帰ろうとしたとき、萌香と律郎は、ママから何を聞いていたのか教えてほしいと引き止めます。しかし梅村さんは、家出のことは何も聞いていないと答え、「なぜ出て行ったのか、あなたたち自身で考えて気づくべきでは」と告げました。
その後、萌香の同棲話がパパに知られ、親子げんかに発展。再び責め合いを始めた2人に、律郎は「梅村さんに言われたこと、もう忘れたのか!」と一喝するのでした。
◇ ◇ ◇
相手の本音を知りたいと思うのは自然なことです。でも、「何を言っていたの?」と聞くだけでは、相手が“なぜ家族に話せなかったのか”まではわかりません。もしかしたら、話しても聞いてもらえない、また責められる、どうせ変わらない。そんな気持ちがあったのかもしれません。
誰かに答えを求める前に、まずは「自分は何をしてきたかな」「話しづらい空気を作っていなかったかな」と、自分たちのこれまでの行動を振り返りたいですね。
紙屋束実