うずらの卵は普通の卵よりコレステロールが多いって本当?

「うずらの卵は普通の卵(以下、鶏卵)よりコレステロールが多い」と聞くと、小さいから意外に感じますよね。
それでは、実際のコレステロール量を比べてみましょう!
<生の卵100gあたりのコレステロール含有量>
- うずらの卵:470mg
- 鶏卵:370mg
なんと、うずらの卵のほうが約1.3倍多く含まれています。
ただし、これはどちらも「100gあたり」の数値。
うずらの卵は鶏卵よりずっと小さいため、実際に食べるときの量で考えると、話は少し変わってきます。
うずらの卵と鶏卵「1個」で比べるとどうなる?
そこで、実際に購入したうずらの卵と鶏卵を割り、それぞれ1個の重量を測ってみました。

今回購入したものでは、うずらの卵は1個8.2g、鶏卵は1個43.0gでした。
卵の大きさによって重量は異なりますが、ここからは今回計測した重量をもとに比較します。
食品成分表の数値をもとに計算すると、1個あたりのコレステロール量は、
- うずらの卵:約39mg
- 鶏卵:約159mg
となります。
100gあたりではうずらの卵のほうがコレステロールを多く含みますが、「1個」で比べると、重量の多い鶏卵のほうが多い結果に。
さらに今回購入した卵の重量で計算すると、うずらの卵4個分ほどで、鶏卵1個分と同程度のコレステロール量になりました。

「うずらの卵はコレステロールが多い!」という情報だけを見るとドキッとしますが、何g・何個食べるのかによって見え方が変わるわけですね。
結局、卵は「1日何個まで」食べていい?
ここまで読むと「結局、卵は何個までならいいの?」と思う方もいるかもしれません。
以前は、健康な方でもコレステロールの目標量が設定されていましたが、現在は一律の目標量は設けられていません。
そのため、コレステロール対策として「卵は1日○個まで」と一律に示すのは難しいところです。
ただし、だからといって「いくらでも食べてよい」という意味ではなく、肉や魚、大豆製品など、ほかのたんぱく源とのバランスも大切です。
いろいろな食品をバランスよく取り入れながら、卵を楽しみましょう。
例えば、今回計測した重量でたんぱく質量を比べると、鶏卵1個に対して、うずらの卵は4〜5個程度に相当します。
なお、高LDLコレステロール血症の方は、コレステロールの摂取量を1日200mg未満にすることに抑えることが望ましいとされています。
医師や管理栄養士から指示を受けている場合は、その内容を優先してくださいね。
"コレステロール対策"で気を付けたい、うずらの卵・鶏卵の食べ方
健康な方の場合、コレステロール対策として「卵は絶対に○個まで」と一律に考える必要はありません。
しかし、コレステロールが気になるからこそ避けたい食べ方もあります。
NG①うずらの卵を何個もパクパク食べる

ひと口サイズのうずらの卵は、気付けば何個も食べてしまいがち。
1個あたりではコレステロール量が少なくても、食べる個数が増えれば、当然コレステロールやエネルギー、脂質の摂取量も増えていきます。
「小さいから大丈夫!」と油断せず、食べすぎには気を付けてくださいね。
NG②コレステロールが気になるのに「卵だけ」を減らす

「コレステロールが気になる=卵を控えればOK」と考えるのも避けたいところです。
LDL(悪玉)コレステロール値には、食品から摂るコレステロールだけでなく、肉の脂身やバター、生クリームなどに多く含まれる「飽和脂肪酸」の摂りすぎも影響します。
卵だけを控えるのではなく、肉の脂身や、バター・生クリームなどを多く使った菓子類などもとりすぎていないか、普段の食事全体を振り返ってみましょう。
うずらの卵は「コレステロールが多い」だけで避けなくてOK!

100gあたりで比べると、うずらの卵は鶏卵よりコレステロールが多いものの、1個あたりで見ると印象は大きく変わります。
「コレステロールが多いから、うずらの卵は食べない!」と拒否する必要はありません。
一方、ひと口サイズだからといって、何個もパクパク食べるのも避けたいところ。
数字だけに振り回されず、食べる量や食事全体のバランスを意識しながら、おいしく楽しんでくださいね。