しっかり焼いても油断できない!
サンマをはじめとする魚介類を調理するときに注意したいのが「腸炎ビブリオ」という食中毒菌。口にすると激しい腹痛や下痢、吐き気、嘔吐などを引き起こします。
熱に弱い性質を持っていますが「ちゃんと焼けば大丈夫」と安心するのはNG!
生魚に触れた包丁やまな板、菜箸などを介して、ほかの食材や加熱後の魚に菌が移ってしまう「二次汚染」が危ないんです。
過去には、カレイの切り身をのせたまな板を洗わずに野菜を切ったことで、食中毒が起きたことも。
ちょっとの油断が危険なので、しっかり対策をしましょう。
知らないと怖い!サンマ調理のNG行動

普段何気なくやっている行動が食中毒の原因に。ここでは、やりがちなNG行動とその対策を見ていきましょう。
NG①菜箸を使いまわす

生のサンマをつかむときも、盛り付けるときも、同じ菜箸を使っていませんか?
生魚に触れた菜箸には、目に見えない菌がついているかもしれません。それを使いまわすと、加熱後のサンマが汚染されてしまいます。
【対策】調理器具を使い分けよう

菜箸は「生用」と「盛り付け用」で使い分けるのがおすすめ。
途中でどっちがどっちか分からなくなりそう……という方はアイテム自体を変えると良いですよ。
私は生のサンマを扱うときは「菜箸」、盛り付けるときは「トング」を使っています。
同じ菜箸を使いたい場合は洗剤でしっかり洗ってくださいね。
NG②サンマを切ったまな板で薬味を切る

「サンマを焼いている間に薬味を準備しておこう」。効率的に思えるかもしれませんが、ここに大きな落とし穴が!
生魚の下処理に使ったまな板や包丁を洗わずに使うと、大根おろしやすだちに菌がついてしまいます。
【対策】切る順番を変えよう

切る順番は「大根・すだち→サンマ」がおすすめ。これなら二次汚染のリスクを抑えられ、調理器具を洗う手間も1回で済みます。
もし間違えて先にサンマを切ってしまった場合は、別のまな板を使うか、一度洗剤できれいに洗いましょう!
仕上げに熱湯や塩素系漂白剤で消毒しておくとより安心です。
NG③生のサンマをのせたお皿に、焼けたものを盛り付ける

魚を焼く前に、塩やお酒を振って10〜15分置いておく。臭みが取れてふっくら美味しくなるテクニックですよね。
このとき、下ごしらえに使ったお皿を洗わず、そのまま焼き上がったサンマの盛り付けに使うのは絶対NG!どんなにきれいに見えても、生魚に触れたお皿には菌が付着している可能性があります。
【対策】バットやボウルを使おう

気をつけていても、うっかり同じお皿にのせてしまうミスは起きるもの。だからこそ、下ごしらえには盛り付け用のお皿を使わないのが一番です!
バットやボウル、まったく違う形のお皿を使って「間違えない環境」を作りましょう。
もし盛り付け用のお皿を使ってしまったときは、下ごしらえが終わったら即シンクに移動させて、すぐに洗ってくださいね。
少しの意識で大丈夫
大根やすだちは先に切り、盛り付け用と生用のお皿や器具をしっかり分けておく。手順を少し意識するだけで、二次汚染のリスクはグッと減らせます。
ポイントを押さえて、旬のサンマを安心して味わいましょう!