早朝、突然おなかに激痛が!
妊娠7カ月ごろのある日。早朝4時ごろ、突然のおなかの痛みで目が覚めました。今まで感じたことのない痛みだったので、とりあえずベッドから起きてトイレへと急ぎ、便座に腰をおろすと、次に襲ってきたのは体のだるさでした。私は座っているのもやっとで、壁に手をついて支えていなければならないほどだったのです。
今まで大きな病気もしたことがなく、順調だと思っていた妊婦生活に、一気に不安が襲ってきた瞬間でした。
トイレで動けず夫の名前を必死に呼ぶ
その後、数十分間トイレに座っていたと思います。意識がもうろうとしてきたところで、これはやばいと思い、寝ている夫の名前を一生懸命に呼んで起こしました。下着もおろしている状態だったので恥ずかしさもあったのですが、不安だったのでとにかく必死でした。
すぐに病院に電話をして救急外来に駆け込んだのですが、スマートフォンを操作するのもやっとの状態だったことを覚えています。
病院で医師に言われたことは…
病院の検査の結果、腹痛の原因は「便秘」! あんなに痛かった原因が便秘だとわかりびっくりしましたが、赤ちゃんには何の問題もなかったのでひと安心。
家族に心配をかけたことが申し訳ないやら、原因を説明するのが恥ずかしいやら……。3日くらい便通がないのはよくあることだったので、自分が便秘である認識がなかったのです。その後、水分摂取と薬の服用で便秘は改善されました。
赤ちゃんに何かあったのかと思い、事態を大げさにしてしまったことを後悔しました。それからは便秘にならないよう意識して水分をとったり、食生活に気をつかうようになったので、良い経験だったとも思っています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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イラスト/塩り
監修/助産師 松田玲子
著者:倉本美桜
二歳の娘の母。二人目妊娠中。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。