「部屋は別々がいい」の願いもむなしく
夫が企画した義両親と私たち夫婦の家族旅行。もともと義母と性格が合わない私は、「部屋は別々がいいと」夫に伝えていました。ところが、宿泊先はまさかの同室。義母、義父、私、夫の4人が同じ部屋に泊まることになったのです。
義両親とはどこへ行くにも一緒で、義母はもちろん大浴場へも同じタイミングで行きたがりました。私は時間をずらし、ひとりで温泉を楽しみたかったのですが、「別々なんて水臭いこと言わないわよね?」と言う義母を断れず、結局2人で大浴場に行きました。
翌朝、義母が口にした思いがけないひと言
そして、夜を迎えました。いざ就寝の時間にとなっても、私は眠くなる気配もありませんでした。気疲れと緊張がピークに達し、体は疲れているのに、気が張っていて眠れない状態でした。眠りにつきかけるたびに、隣で眠る義母のいびきで目がさえ、結局一睡もできませんでした。
翌朝、義母から「あら、目が真っ赤よ。眠れなかったの?」と聞かれ、「枕が変わるとあまり眠れなくて……」と答えると、義母は笑顔でこう言ったのです。
「そんなんじゃ、うちでの同居は難しいんじゃない?」
同居を口にする義母と反応しない夫
同居なんて、一度も話題に上ったことはありませんでした。寝不足の頭が一気にさえるほどの衝撃を受けた私をよそに、義母は「まあ、そのうち慣れるわよ」と機嫌よく身支度を始めました。
夫を見ると、義母の言葉に反応することなく、テレビを見続けていました。それを見て、私は「同居は無理だ」と確信したのです。
この「一睡もできなかった夜」は、私にとって単なる旅行の疲れではなく、将来への警告なのではと感じました。どこへ行くにも一緒で、入浴の時間も就寝する部屋も自由に選べない生活を、私は続けられないと思ったのです。
まとめ
この旅行を通して私がつらいと思ったのは、義両親と過ごすこと自体ではなく、自分の希望やひとりで過ごす時間が尊重されないことだったと気付きました。
帰り道、私は心の中で静かに誓いました。「絶対に同居には同意しない」と。家族との心地よい距離感を改めて考え、自分に必要な距離をはっきり認識するきっかけになった旅行でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:新谷けご/40代女性。2013年生まれの娘、2015年早生まれの息子と夫の4人暮らし。年子育児に振り回されっぱなしの毎日。
イラスト:マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)
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