泣く娘を責める男性…するとCAさんが
後ろの席に座っていた男性が「うるさいな。親のしつけが悪いんじゃないのか」と、強い口調で言ってきたのです。私は一瞬言葉を失いましたが、「申し訳ありません。今、できる限り対応していますので……」と伝え、頭を下げました。
しかし男性は、「家でちゃんと教えてこなかったからこうなる!」と、さらに追い打ちをかけてきました。周囲の視線も集まり、胸が締めつけられるような思いでした。
すると、CAさんが駆けつけ、「お客さま、どうされましたか?」と声をかけてくれました。男性はまだブツブツと不満を口にしていましたが、私が事情を説明すると、CAさんは「お子さまの耳抜きのために、お飲み物をお持ちしますね」と穏やかに声をかけてくれました。
さらに男性に対しても、「お客さまもご協力をお願いいたします」と、落ち着きながらも毅然とした態度で伝えてくれたのです。
その後、娘は少しずつ落ち着き、男性も何も言わなくなりました。心ない言葉をかけられた悲しさと同時に、寄り添ってくれたCAさんの優しさが、強く心に残るフライトに。
このフライト以降、娘を連れて外出する際は、事前に耳抜き用の飲み物やおもちゃを必ず準備するようになりました。子連れでも安心して移動するためには、事前にできる備えをしておくことが大切だと、改めて実感しています。
◇ ◇ ◇
飛行中の機内は地上よりも気圧が低く、特に離着陸時には気圧が大きく変化します。そのため、小さな子どもは耳の痛みや違和感から、不機嫌になったり泣いたりすることがあります。
子どもは、大人に比べて耳と鼻をつなぐ「耳管(じかん)」の働きが未熟なため、気圧の変化にうまく対応するのが難しい場合ことも。離着陸時には、飲み物やミルクを飲ませたり、おしゃぶりを使ったりして「飲み込む・吸う」動作を促すことで、耳管が開き、耳の圧力を調整しやすくなるとされています。
子どもとのフライトでは、飲み物などをあらかじめ手荷物に用意しておくと安心です。もし困ったときは、CAさんに相談するなど、周囲の助けも借りながら過ごしたいですね。
監修:松井 潔先生(小児科医)医療法人産育会 堀病院
著者:三浦あおい/30代 女性・会社員。3歳の女の子を育てる母。趣味はテニス。
イラスト:ホッター
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年9月)
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