七五三の被布をめぐり、義母と意見が分かれ…
お祝い着を選ぶため家族で集まった日、私は「私が3歳の七五三で着たオレンジ色の被布を娘にも着せたい」と話しました。
すると義母は、ピンク色の被布を取り出して、「あら、○○ちゃん(娘)にはこっちを着せるって決めてるの」と言いました。
それは、義妹が3歳の七五三で着た被布とのこと。どちらも家族にとって思い出のある品です。娘は両方の被布を手に持たされ、困った表情を浮かべていました。
すると夫が、「着物はお袋たちに買ってもらうんだから、被布はママのお下がりでいいんじゃない?」と何気なく言いました。
その瞬間、義母は不満そうに、「うちの孫なのに、◯◯さん(私)の実家の被布を着るなんて……。これじゃどっちの孫なのかわからないわ」と言い放ったのです。
思いもよらない言葉に、私は何と返せばいいのかわかりませんでした。娘も驚いた様子で固まっています。
義母のひと言に、黙っていた義祖母が!?
すると、それまで一部始終を見ていた義祖母が静かに口を開きました。
「へぇ? 『どっちの孫?』って言葉、時代錯誤もいいところだね」
義祖母のひと言に、義母は言葉を失い、その場は一瞬静まり返りました。
続けて義祖母は、「○○ちゃん(娘)は、こっちのおばあちゃんにも向こうのおばあちゃんにも大切な孫だよ。みんなのアイドルは引っ張りだこになって困っちゃうわね」と娘に笑いかけ、私のお下がりのオレンジ色の被布を娘に羽織らせてくれました。
「うん、よく似合う。ママのお下がりなんて素敵じゃない。七五三が楽しみね」
その言葉に娘にも笑顔が戻り、張りつめていた空気も一気に和らぎました。私も、義祖母が娘の前で明るく場を収めてくれたことにホッとしました。
結局、七五三当日は、義父母が用意してくれた着物に、私のお下がりのオレンジ色の被布を合わせてお参りしました。そして親族そろっての記念写真では、義妹のピンク色の被布に着替えることに。義母もとても喜んでくれました。
娘はどちらか一方の家の孫ではなく、両家にとって大切な孫です。義祖母のひと言のおかげで、それぞれの思い出が詰まった被布をどちらも大切にしながら、家族みんなで気持ちよく娘の七五三を祝うことができました。今でも義祖母には感謝しています。
著者:大槻つぐみ/40代女性。2013年生まれの女の子のママ。学習指導員のパート勤務。妊娠出産でのブランクに戸惑いながら仕事に奮闘中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年9月)
※AI生成画像を使用しています