親戚宅を駐車場にする!?
現在、親戚夫婦は別の場所で暮らしており、僕が学生時代にお世話になっていた家は空き家になっています。
僕にとっては学生時代を過ごした思い出深い場所です。親戚から「たまに様子を見てもらえる?」と頼まれたため、定期的に換気をしたり、掃除をしたりしています。
妻も、その家が親戚の所有だということは知っています。
しかしある日、妻が突然、「あの家、駐車場にしたら結構稼げるみたいだよ」と言い出したのです!
以前にも妻から、「空き家のままにしておくのはもったいないんじゃない?」と言われたことがあります。しかし僕は「僕たちが決めることじゃないよ」と伝えていました。
ところが妻は僕に内緒で、駐車場業者を探していたのです。
勝手に見積もりまで依頼
得意げに「業者に相談したよ。家を解体すれば何台か置けそうだって!」と話す妻に、僕は言葉を失いました。
「ちょっと待って。まさか業者に場所まで伝えたの?」
「うん。住所を伝えて、どれくらいの駐車場にできそうか相談したよ」
幸い、まだ正式な契約には進んでいませんでした。業者から、契約や工事を進めるには所有者の承諾が必要だと説明され、概算見積もりを出してもらったところで話は止まっているそうです。
「何度も言ってるけど、あそこは僕の家じゃないよ。管理を頼まれているだけなんだから」
僕がそう告げると、妻は「でも空き家なんでしょ? 駐車場にしたほうが親戚夫婦にとっても得じゃない? 話せばきっと納得してくれるよ」と言い返してきたのです。
お金になれば何でもいい?
その言葉を聞き、僕はこれまでの妻の言動を思い返しました。
妻は以前から、使っていない物を見ると「売ればお金になるのに」と口にすることがあり、僕の私物についても相談なしに処分しようとしたことがあります。
そのたびに話し合ってきましたが、妻は「使ってないなら別にいいじゃん」と言うばかり。
今回も、親戚の家だと知りながら、「空いているなら有効活用したほうがいい」と自分の考えだけで話を進めていたのです。
「本気で言ってるの? お金になるならなんでもいいの?」
「親戚夫婦にも確認せず、自分の考えだけでここまで話を進めるなんて……信じられない」
僕が強く伝えると、ようやく妻も事の重大さに気づいたようです。
妻は「ごめんなさい」と謝り、すぐに業者へ連絡して見積もりの話を取り下げました。そして後日、僕と一緒に親戚に事情を説明して謝罪しました。
決定打になった価値観の違い
大きな実害が出る前に止められたものの、僕の中には強い違和感が残りました。
問題は、勝手に駐車場にしようとしたことだけではありません。
「お金になるならいい」「使っていないなら勝手に決めてもいい」という妻の考え方を、僕はどうしても受け入れられなかったのです。
「これから先も同じことでぶつかる気がする」と僕が正直な気持ちを伝えると、妻は黙り込みました。
その後も何度か話し合いましたが、最終的に僕たちは別々の道を歩むことに。
たしかにお金は大切なものです。ただそれ以上に、人の気持ちを尊重することを忘れてはいけないーー。今回の出来事を通して、僕は改めてそう感じました。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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