「財布忘れちゃった」と言われて
その友人とは幼稚園のころから高校まで長い付き合いがありました。成長するにつれて遊ぶ回数は減ったものの、半年に1回ほどは2人で出かけていました。
高校生になった私はアルバイトを始め、ほぼ毎週土日に働いていました。自動車学校に通う費用を自分で出すと決めていたため、できるだけ貯金しようと頑張っていたころです。
そんなある日、友人と遊びに出かけると、「財布を忘れちゃった」と言われました。
そこで、その日にかかった2人分の費用を私が支払うことに。プリクラや食事、映画に加え、友人が購入する予定だった知人への誕生日プレゼント代も立て替え、友人の分だけで合計約1万円になりました。
友人からは、「後日返す!」と言われていたため、そのときはあまり気にしていませんでした。
3カ月たっても返ってこない1万円
ところが、3カ月たっても1円も返してもらえませんでした。自分から催促するのは嫌でしたが、思い切って「この前遊んだときの1万円って……」と尋ねました。
すると友人は、「あ! そうやった! 今持ってないから、卒業して社会人になったら初任給で返すわ!」と言ったのです。
しかし、そのとき私は友人の財布の中が見え、1万円が入っていることを確認していました。
「持ってないって言っているけど、お金はあるのに……」
そう思うとモヤモヤしましたが、その場ではそれ以上言えず、「初任給で返してもらおう」と考えることにしました。
卒業後、連絡しようとすると…
そのまま高校を卒業しました。「社会人になったら返してもらえる」と思っていたのですが、卒業後、友人からすべてのSNSをブロックされ、連絡が取れなくなりました。
そのため、その後友人と会うことも、立て替えた約1万円が返ってくることもありませんでした。
幼いころから長く付き合ってきた相手だっただけに、お金だけでなく、それまでの関係まで突然途切れてしまったことに複雑な気持ちになりました。
まとめ
振り返ると、その友人とは以前にも何度かもめたことがありました。それでも幼いころからの付き合いを信頼し、当時の私は約1万円を立て替えました。結局、お金は戻ってきませんでしたが、この経験から、付き合いが長い相手だからといって、お金のやりとりまで安心できるとは限らないのだと感じました。
返してもらえなかったことだけでなく、「なぜあのとき貸してしまったのだろう」と後悔したことも含め、お金が人間関係に与える影響について考えさせられた出来事です。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:酒井愛/20代女性・会社員
イラスト:おみき
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)
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