まずご紹介するのは、毎月きちんと家賃を支払っていたにもかかわらず、突然「滞納している」と連絡を受けた女性のお話です。手元には領収書も残っていたため、不動産会社に確認してもらうと……。
払っているはずの家賃が「滞納」扱いに!?
私は、テレワークを導入している会社で働く28歳です。
社会人になってすぐに借りたアパートは、「寝に帰るだけ」と割り切って選んだため、設備も防音性も最低限。上の階に住む大学生の生活音が昼夜問わず聞こえることもあり、在宅勤務にはあまり向いていない環境でした。
しかし、悩みはそれだけではありませんでした。
大家の妻から嫌味を言われる日々
私がテレワークをするようになったころ、それまでお世話になっていた大家さんが高齢のため引退し、息子が後を継ぐことになりました。
新しい大家の本業は会社員だったため、実際の管理を担当していたのは妻のA子です。
共有部分の掃除などでアパートを訪れるA子は、平日も自宅にいる私を無職だと思った様子。「最近よくお見かけしますね~」「お仕事しなくて大丈夫なんですか?w」などと、顔を合わせるたびに嫌味を言われるようになりました。
テレワークで働いていることを説明しても、A子はどこか納得していない様子で……。私は次第に、顔を合わせること自体が憂うつになっていきました。
不動産会社から「家賃が未払いです」
そんなある日、不動産会社からメールが届きました。
そこには、「家賃の支払いが確認できていない」と書かれており、滞納が続けば退去を求める可能性もあるとのこと。
私は思わず目を疑いました。家賃は毎月、欠かさず支払っていたからです。すぐに不動産会社へ連絡しましたが、「こちらでは入金が確認できていません」と言われてしまい……。
そこで私は、半年前から家賃の支払い方法が変わっていたことを思い出しました。大家が交代したころ、A子から、「しばらくの間は、家賃を直接受け取る形にしたい」と言われていたのです。
「振込の確認に時間がかかることもあるから」と説明され、私は特に疑うこともなく了承。それ以降、毎月A子に現金で家賃を渡し、そのたびに領収書を受け取っていました。
そのことを不動産会社へ伝え、領収書の写真も送ると、「こちらで確認します」との返答がありました。
消えた家賃の行方は…
後日、不動産会社から連絡がありました。
家賃は正式にはこれまで通り振込で管理することになっており、A子が個別に現金で受け取る取り決めはなかったというのです。
さらに、私がA子へ支払っていた家賃は、管理側へ正しく共有されていなかったことも判明。つまり、私が毎月渡していたお金は、A子が受け取ったままになっていたようでした。
まさかの事実に驚きましたが、幸いにも領収書が残っていたため、私がきちんと支払っていたことは証明できました。
不動産会社から大家側へ説明がおこなわれ、A子にも事情を確認したとのこと。現大家であるA子の夫や、以前の大家さんも状況を知り、A子の管理方法に問題があったことが認められました。
これまで嫌味を言っていたA子が…
後日、大家さん親子とA子の3人が、菓子折りを持って私の部屋へ謝罪に訪れました。
いつも嫌味を言っていたA子が、しおらしく頭を下げる姿を見て驚きましたが、何より、自分が家賃を滞納していたわけではないとわかり、ほっとしました。
その後、家賃の支払い方法は振込に統一され、トラブルもなくなりました。A子から嫌味を言われることもなくなり、穏やかに暮らせるようになりました。
今回の出来事を通して、お金のやり取りは記録に残し、普段と違う対応を求められたときは確認することが大切だと実感しました。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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続いてご紹介するのは、夫婦で管理していた家計のお金が、知らないうちに使われていた女性のお話です。口座から多額のお金が引き出されていることに気づいた女性。夫は「仕事の立替」と説明していましたが、義母から思いもよらない連絡が届いて……。
家計から消えた大金→夫が隠していた使い道とは?

これは、私が結婚生活に終止符を打つことになったときのお話です。
ある日、義母から突然、「息子が会社を立ち上げたみたいね! おめでとう!」「あなたは社長夫人になるのね~」と連絡が届きました。
しかし私は、夫からそんな話を一度も聞いていませんでした。
知らない間に夫が退職&起業!?
戸惑いながら義母に確認すると、夫は少し前に義実家を訪れ、「会社を辞めて、友だちと会社を立ち上げた」とうれしそうに話していたというのです。
会社を辞めたことも、起業したことも知らされていなかった私は衝撃を受けました。
ただ、その話を聞いて、ひとつ気になることがありました。ここ数カ月で、家計の口座から多額のお金が引き出されていたのです。
以前、夫に尋ねたときには「仕事の立替」と説明されていました。しかし本当は、そのお金を会社の立ち上げに使ったのでは――。
そう考えると、一気に不安が膨らみました。
家計のお金を無断で起業資金に
帰宅した夫を問いただすと、夫は「隠していたわけじゃない……」と歯切れの悪い返事。私に反対されるのが嫌で、会社を辞めたことも起業したことも、事業が軌道に乗るまで話さないつもりだったそうです。
さらに問い詰めると、家計の口座から引き出したお金を、会社の立ち上げ資金に使っていたことも認めました。
夫婦の生活にも大きく関わるお金を、何の相談もなく使われたことが、私には到底信じられませんでした。
そこで、どんな事業をするのか、今後どうするつもりなのかを尋ねました。
ところが、具体的な話になると夫は途端に歯切れが悪くなります。話を聞く限り、しっかりした事業計画があるようには思えませんでした。
思わず「一体、何がしたいの?」と尋ねると、夫は「社長になるのが男の夢だから」と言ったのです。
「応援できないなら離婚しよう」
それからも夫が何をしているのかわからないまま、夫婦の会話は少なくなっていきました。
そんなある日、夫から突然、「俺のことを応援できないなら、離婚しよう」と言われました。
相談もなく仕事を辞め、家計のお金まで使って起業したのは夫です。それなのに、まるで私が応援しないことが問題であるかのような言い方に、私は言葉を失いました。
その後も何度か話し合いましたが、勝手に退職や起業を決め、夫婦のお金まで無断で使ったことへの不信感は消えませんでした。
このまま夫婦として生活していくのは難しいと考え、私も離婚を受け入れることにしました。
夫婦で管理するお金だからこそ、どちらかが勝手に使っていいものではありません。今回の出来事を通して、お金のことはもちろん、生活に関わる大切な決断ほど、夫婦で話し合うことが必要なのだと改めて感じました。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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今回ご紹介した2つのエピソードでは、どちらも「きちんと扱われている」と思っていたお金が、知らないところで勝手に扱われていました。
お金は生活に直結するものだからこそ、少しでも不自然な点があれば、そのままにせず確認することが大切です。また、家族や身近な相手であっても、お金の扱いは曖昧にせず、互いに納得できる形で管理しておくことが、トラブルを防ぐことにつながるのかもしれませんね。
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