あるとき、変化に気づき……
喫煙所の人とは、初めは目が合ったらあいさつしていましたが、次第にあいさつもしなくなりました。正直に言うと、あいさつしても返事を返してくれなかったのもあり、感じが悪くて嫌だなあ、と思っていました。
その後、私は妊娠、出産をしました。しばらくして、喫煙所で誰もたばこを吸っていないことに気がつきました。よく見ると、喫煙所が会社から少し遠いところに変更されています。私が出産して赤ちゃんを連れているのを見て、誰かが喫煙所を移動しようと言ってくれたのだと思います。思わぬ神対応に、胸が熱くなりました。
喫煙所にいる人たちを、感じの悪い集団だと思っていました。しかし、小さな子どもがいる私に気づき、喫煙所を変えてくれるやさしい人もいるのだとわかり、感じの悪い人たちだと思い込んでいた自分の未熟さに申し訳ない気持ちになりました。
著者:片田ゆい/30代女性・会社員。4歳、1歳の姉弟を育児中。夫婦とも実家が遠方のため、日々必死に暮らしています。
イラスト/ゆる山まげよ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
※タバコは20歳になってから