高圧的で昔ながらの亭主関白な義父に苦手意識…








知人のAさんは38歳の主婦で、同級生の夫と7歳の娘、5歳の息子がいます。夫の家族はとても仲が良く、夫はしょっちゅう子どもたちを連れ、実家に泊まりに行っていました。
義母はとてもやさしいのですが、問題は亭主関白な義父。義母に対して「おい、お茶」「おい、飯」と、高圧的に指示します。さらにAさんに対しても、結婚した当初から「女たるもの」「女は男を立てるもの」と説教する始末。
そのためAさんは、義父に対して「令和の時代に、昔ながらの亭主関白すぎる」と少し苦手意識を持っており、夫や子どもたちと一緒に泊まりに行くことはほとんどありませんでした。
1人暮らしをしていた2歳上の義兄は、子どもたちが泊まりに来ることを知ると、毎回実家に帰省。子どもたちのことをとてもかわいがってくれており、子どもたちも義兄に懐いていました。
そんな義兄が、先日めでたく婚約。婚約者のBさんは28歳で、義兄とは10歳以上の年齢差があります。
「あの、質問なんですけど」義兄の婚約者が義父に声かける
ある日、義兄がBさんも連れて実家に1泊することに。夫から「昨日から泊まっているらしい。子どもたちも連れて今から帰省し、お祝いを伝えてくる」と聞いたAさんは、「私もお祝いも兼ねてあいさつがしたい」と思い、久しぶりに義父母宅を訪れることにしました。
到着後、リビングで義兄とBさんにお祝いを渡し雑談をしていると、義父がやってきてソファーに座ります。義父は義母に「母さん、新聞」と言い、相変わらずの亭主関白ぶりです。
義母はAさんや子どもたちのために飲み物やお菓子を用意してくれている途中で、聞こえなかった様子。すると義父は
「おい! 新聞! 何度も言わせるな」
と大声を張り上げます。
Aさんは「相変わらずだな」とあきれながらも、せっかくのお祝いの場です。空気を壊したくなくAさんは「お義父さん、どうぞ」と義父のすぐそばにあるテーブルにあった新聞を取り、手渡しました。
義父が無言で新聞を受け取ったとき、
「あの、お義父さん、質問なんですけど」
と傍らにいたBさんが話しかけたのです。
帰国子女の婚約者が次々指摘!言葉を失う義父…
Bさんは
「なんで、全部お義母さんに頼んでいるんですか? 昨夜、せっかくお義母さんが用意してくれた私の好きな洋食にも不満気でしたよね? 単純に不思議なんです」
と聞きます。
あまりにストレートな言いように、Aさんと夫、義兄、義父、義母がポカンとしていると、
「今だって、Aさんが新聞を取ってくれたのに『ありがとう』も言わなかったですよね? さっき、子どもたちは、お義母さんにお菓子をもらってお礼を言っていましたよ。あ、気を悪くしないでくださいね。私、本当に不思議で」
と、Bさんは首を傾げています。
実はBさんは帰国子女。海外での生活経験があるBさんは、パートナーへの敬意や感謝を言葉にすることを大切にしており、義父の振る舞いが純粋に不思議だったようです。
Bさんは「大人が見本になってあげないでどうするんですか。それに作ってもらった料理はおいしく食べるのが基本でしょう? ありがとうの気持ちは毎回伝えなきゃ」とまったく悪気がない様子で続けました。
Bさんのあまりに率直な指摘に、さすがの義父も顔を真っ赤にして黙り込むしかありませんでした。Aさんと義母は顔を見合わせ、思わず声を出して笑ってしまいました。子どもたちの前で指摘を受けた義父は、ばつが悪そうにリビングを後にしました。
まとめ
義父はその後、少しずつですが自分でできることは自分でやるようになったそうです。小さな声で「ありがとう」と言うようにも。Bさんが悪気なく率直に疑問を伝えたことで、義実家で長年当たり前になっていた義父の振る舞いを、家族みんなで見直すきっかけが生まれたのです。
「やってもらって当たり前」と思わず、気持ちを言葉にして伝えることの大切さを改めて教えてもらいました。家族という身近な関係だからこそ、お互いを思いやる気持ちや感謝の言葉を忘れずにいたいものです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:松下侑可/30代女性。娘と息子の育児に日々追われている。そろそろ本気で産後ダイエットを始めたいと思いつつ、食後の甘いものが辞められない。
マンガ:おーちゃん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)
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