ニコニコの彼が持っていたのは
当時、会社員として働いていた私。お給料は多くはありませんでしたが、彼との将来のため、コツコツ貯金をしていました。無駄づかいをなるべくしないで楽しめるようお弁当を作ったり、外食を減らしたり。私なりに、節約しながらも彼との時間を楽しめるよう工夫していたのです。
しかし彼は、どちらかというとお金の管理に疎いタイプでした。それを知ったのは、デート中、彼が「お金を下ろしたいから銀行に行っていい?」と言ってきたとき。
ATMへ行く彼を見送り、しばらくして私の元へ戻ってきた彼は、ニコニコの笑顔。
そして「まだ1000円も口座にあったー!」と口にしました。
1000円「も」という言い方が気になり、彼に尋ねてみると、一切貯金などはしておらず、給料は入ったぶんだけ使っていたことがわかったのです。
そんな彼に衝撃を受けたものの、私たちはそのまま結婚。結婚しても彼に、将来を見据えて「貯金する」という考えは、正直ありません。ただ、夫のお金の使い道は、子どものものや、家のものなど生活のうえで必要なもの。結婚前は「自分のため」だったのが、今は「家族のため」にお金を使ってくれています。
いろいろなものの物価が高騰している中、「かかるものは仕方ない」「ケチケチしてストレスをためるなら、お金を使って世の中の経済を回したほうがいい」と言う夫。そんな彼の前向きさに心が救われることもあります。
私が貯金をしている分、夫は家族のためにお金を使う。今の私たちは、そんなバランスで成り立っています。
著者:さとう/30代女性・3兄弟を育てている。毎日子どもと楽しく過ごしている。
イラスト:マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)
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