

クールな夫との結婚生活
付き合っているころから、夫は感情の起伏をあまり表に出さない人でした。誰かの世話を焼くようなタイプにも見えなかったため、結婚後も変わらず穏やかな毎日を送るのだろうと思っていた私。
ところが、結婚してしばらくしたある日、そのイメージが大きく変わる出来事が起きました。私が高熱を出して寝込んだ日のことです。
突然始まった看病スイッチ
「なんだか熱があるみたい」
私がそう言った途端、夫の様子が一変しました。それまでソファでくつろいでいたはずなのに、すぐに立ち上がってキッチンへ向かったのです。少しして、「さあ、忙しくなるぞ!」という威勢のいい声が聞こえてきました。
しばらくすると、なんとエプロン姿で再登場。冷却シートやスポーツドリンク、ゼリー、体温計を次々と寝室へ運び込み、寝具まで整えてくれました。すっかり看病モードです。
さらに、「寒くない?」「水飲む?」「熱測った?」と、数分おきに様子を見に来る夫。その張り切りように、私は熱でつらいのに思わず笑ってしまいました。普段のクールな姿とのギャップがあまりにも大きく、「本当に同じ人なの?」と思ったほどです。
娘のひと言で大笑い
そんな夫の姿は、今でも変わりません。
ある日、私が風邪で寝込んだときも、夫はいつものようにエプロンをつけて準備を開始。冷蔵庫から飲み物を出したり、おかゆを作ったりしながら、「あー、忙しい! よし、やるぞ!」と気合を入れて動き回っていました。
すると、その様子を見ていた小学5年生の娘が「パパ、なんか楽しそうだね」とぽつり。私は思わず吹き出してしまいました。夫は慌てて「違うよ! 心配してるんだよ!」と返していましたが、そのやりとりがおかしくて、娘も私も大笑い。
もちろん、夫が心配してくれていることは伝わっています。ただ、普段とのギャップが大きく、その一生懸命な姿を見るたびに、つい笑ってしまうのです。
結婚すると、付き合っているころには知らなかった相手の一面に気づくことがあります。私にとっては、体調を崩したときに全力で看病してくれる夫の姿がそのひとつでした。
初めて見たときは驚きましたが、私がつらいときにはいつも夫が支えてくれています。普段はクールな夫に、こんなに世話焼きで温かい一面があるとは想像していませんでした。
今では、エプロン姿で張り切る夫を見るたびに、ありがたさと愛おしさを感じています。
著者:御法川元子/30代女性・2015年生まれの女の子の母。子どもが生後4カ月のころから企業の広報担当として働いているワーキングマザー。パニック障害を患いながらも明るい性格で元気に毎日過ごしている。波瀾万丈な人生だが、明るく楽しくをモットーに! 趣味は音楽鑑賞・カラオケ。
作画:おはな
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
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