私の周りにはすでに出産・育児が一段落した友人が多く、「使わなくなった育児グッズをもらってほしい」という声が多くありました。初めての赤ちゃんには自分で選んだ新しいグッズを与えたいという気持ちもありましたが、友人の申し出はとてもありがたいことなので頂くことに。そこで、新品の育児グッズとおさがりのグッズをどのように使い分けたのか、私の体験談をご紹介します。
たくさんもらったおさがりグッズ
友人の子どもが成長し、必要なくなった抱っこひもやベビーバス、ベビーカー、おもちゃ、洋服など、ありとあらゆる育児グッズをもらいました。わが子の成長と共に一緒に過ごした思い出の品々を、簡単に捨てられない気持ちはよくわかります。
頂いた物のなかで、あまり使われずきれいなままのベビーバスがわが家に3つそろったのを見たときは、思わず笑ってしまいました。本当に一時期しか使わないグッズもあるのだなあ、と勉強にもなりました。
重宝したおさがりの服たち
特に、おさがりの服は重宝しました。生後半年ごろまでは赤ちゃんの吐き戻しやうんちの背中漏れが頻繁にあったため、1日のうちにしょっちゅう着替えさせていました。用意していた服だけでは足りないこともしばしばありましたが、たくさん服をもらっていたおかげで着替えや洗濯の心配をせずに済んだのです。
赤ちゃん用のおくるみや毛布も、汚れて洗濯・乾燥している間の予備として複数枚あったので安心でした。
おさがりには注意も必要
おさがりのグッズはありがたいのですが、なかには注意しなければならない物もあります。例えばベビーカーは、メーカーによっておおよその使用期間が定められていて、私がもらったタイプを説明書で見ると、購入から4年を目安に買い替えることを推奨していました。
ベビーカーなんてそうそう壊れるものでもないし、高いからおさがりで十分! と安易に使っていて、もしものことがあったら大変です。譲ってくれた友人も申し訳なく感じてしまうでしょうし、私は気持ちだけありがたく受け取って、新しいものを購入することにしました。
おさがりをもらうことは経済的にもとても助かりますし、新しい物を購入するときの参考にもなりました。ただ、使用期限がある物や、衛生的に使いまわしを避けたほうがいい物もあるので、事前に調べたり説明書を読んだりしておくべきだな、と感じました。私は、新しい物を購入する前に譲ってもらった物を有効活用し、うまく使い分けて育児を楽しむことができました。
著者:中川ようこ
一男の母。出産を機に仕事を退職。現在はイラストやコラム執筆など在宅で仕事をしつつ、育児に奮闘中。