彼がまさかの財布忘れ
その日は朝から車で出かけ、少し遠くまでドライブを楽しんでいました。
お昼になり、途中で見つけたお店に入ったときのことです。注文を済ませたあと、彼が突然、バッグやポケットを慌てた様子で探し始めました。
「財布がない……」
彼は何度もバッグの中を確認したり、ポケットを探ったりしていましたが、財布は見つかりません。「車に落としたかな?」「どこかでなくした?」と焦る彼を見て、私も心配になりました。
しかし、しばらくして彼は何かを思い出したように、「そういえば、家に置いたままかもしれない」とひと言。どうやら出かける前に財布を持った記憶がなかったようです。
すでに料理も注文していたため、その日のランチ代は私が立て替えることにしました。
さらに、その後も駐車場代や途中で買った飲み物代、ちょっとした買い物など、財布が必要になるたびに私が支払うことに。彼はそのたびに、「ごめん! すぐ返すから!」と言っていました。
私も「あとでまとめて返してもらえばいいか」と思い、そのときは特に気にしていませんでした。
数日たっても返してくれず…
ところが数日たっても、彼はお金を返してくれません。最初は「忙しくて忘れているだけかな」と思っていたのですが、数日たっても彼からお金の話が出ることはありませんでした。
私から「この前のお金って……」と切り出してみると、彼は、「あっ! 完全に忘れてた!」と、そこでようやく思い出した様子。
その後、無事お金は返してもらいました。ただ、財布を忘れたことよりも、立て替えてもらったお金まで忘れていたことに、私は少し引っかかりました。
それまで彼の金銭感覚について深く考えたことはありませんでしたが、この出来事をきっかけに、「もしかして、お金に対する感覚が私とは少し違うのかも」と感じるようになったのです。
その後も交際は続き、彼とは結婚しました。しかし、生活を共にする中でお金に対する価値観の違いを感じる場面は少なくなく、最終的に私たちは離婚しました。
今振り返ると、付き合っていたころに抱いた違和感は、その後の結婚生活でもたびたび表れていたように思います。もちろん、ひとつの出来事だけで相手のすべてがわかるわけではありません。それでも、交際中に気になったことはそのままにせず、きちんと話し合っておけばよかったと感じています。
著者:秋田ねる/30代女性・母。時短で働く会社員。趣味は音楽を聴くこと。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
※AI生成画像を使用しています
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