久しぶりに会ったのに、30分でスマホを…
娘が生まれたばかりのころ、義父は私たちが義実家へ行くと大喜びしてくれていました。
しかし、娘がおしゃべりをたくさんするようになると、義父の反応が少しずつ変わっていきました。娘が楽しそうに話し続けていると、時間がたつにつれて義父の口数が減っていきます。
そして、まだ会って30分ほどしかたっていないのに、義父はスマホでゲームを始めてしまったのです。
別の日には、娘が「じいじ、あそぼ!」と声をかけても新聞から目を離さず、困ったような声で「あー……、またあとでな」と言い、その後も遊んでくれることはありませんでした。
私は「疲れているのかな」と思い、娘の気を別のところへ向けるようにしました。
4歳になると、義父は無言で外出するように
娘が3歳になったころ、義実家へ行くと義父はあいさつもそこそこに、スマホや新聞を見始めてしまうことが続きました。そして4歳になるころには、何も言わずに途中でパチンコへ出かけるように。
義母は、「せっかく来てくれたのにごめんね~」と言うだけで、義父が出かけてしまうことには慣れている様子でした。
帰り道、夫に義父のことを聞くと、「父親は昔っから家にいなくて、休日はパチンコに行ってばっかりだったから。たぶん子どもの相手の仕方がわからないんだと思う」と言われました。
その言葉を聞き、私は少し納得しました。ただ、久しぶりに会った祖父がすぐにいなくなることを、娘はどう感じているのだろうと気になりました。
ところが娘にとっては、それほど大きなことではなかったようです。
「じいじは遊ばなくていいの」と、あっけらかんとした様子。会えばいつもニコニコとあいさつしてくれる義父に、それ以上を求めているわけではないようでした。
それなら、私からあえて「どうしてじいじは遊んでくれないのか」と説明する必要もないのかもしれない。そう考え、それまでと変わらず義実家へ遊びに行っています。
今でも義父は途中でパチンコへ出かけてしまうことがあります。それでも、娘をかわいがってくれている気持ちは感じています。娘自身も義父との距離感を自然に受け入れているようなので、「じいじはこういう人なんだ」と、私もあまり気にしすぎないようになりました。
著者:西本明美/30代女性。2018年生まれの一人娘がいる。義実家とは仲の良い関係でいるように日々努力している。飲食店のバイトをしていたが、店舗が閉店してしまい現在は求職中。趣味はいろんなコーヒーを試飲すること。
イラスト:ふー
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年9月)