
最初に会った際、彼はまったく楽しくなさそうで、会話は盛り上がりませんでした。私への興味もないように感じ、すすめてくれた友人には申し訳なかったですが、「私には合わないな」と思っていました。
ところが後日、友人を含めて3人で食事をした際のこと。以前私が何気なく話した、好きな映画について、彼が覚えていてくれたのです。「あのときは全然楽しくなさそうだったのに、覚えていてくれたの?」と意外に思うと同時に、少しうれしくなりました。
このことをきっかけに、彼への印象も少しずつ変わっていき、やがて2人で会う機会も増え、交際することになりました。
付き合い始めてから驚いたことがあります。なんと私たちは、同じ病院で生まれていたのです。さらに、幼いころに通っていた習い事まで同じでした。もちろん、当時はお互いに面識はありません。それでも、子どものころに意外と近いところにいた2人が、何年も経ってから友人の紹介で出会い、結婚することになったのは、今でもなんだか不思議に感じます。
初めて会ったときには、まさか将来夫婦になるとは思っていませんでした。あとから共通点が次々とわかり、「もっと早く出会っていてもおかしくなかったのかもね」と、2人で笑ったこともあります。
人との出会いは、第一印象だけではわからないものだなと感じた出来事です。あの日私たちを引き合わせてくれた友人にとても感謝しています。
著者:小田切美穂/30代女性・会社員。夫と娘と3人暮らし。
作画:かとうみちか
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)
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