突然知らされた、転職と引っ越し
夫と交際していたころ、彼は私に内緒で転職活動をしていたようです。採用が決まったタイミングで「転職することになった。それに伴って引っ越すことになる」と事後報告されました。
当時、私たちは20代後半で、お互いに結婚も意識していました。何の相談もないまま、転職活動をしていたなんて……と、今後の生活に大きく関わることだったからこそ、何も言ってくれなかったことに、私は大きなショックを受けました。
アメリカンドリーム…だけど
彼の新しい会社での配属先は、「海外担当部門」だと聞き、なんとその後、アメリカへの赴任が決まりました。
私は彼と結婚するのか、そして結婚するならアメリカへ一緒についていくのか、決断を迫られることに。私の人生を大きく左右する選択。正直、すごく悩みました。仕事はどうしたらいい? 私の将来はどうなる?など悩みは尽きませんでした。
彼からは「一緒についてきてほしいけれど、最終的にはきみの判断でいい」と言われました。
彼は、私の意思を尊重してくれようとしたのだと思います。ただ、当時の私は、自分だけが仕事を辞めたり、これまで描いていたキャリアやライフプランを変えたりしなければならないように感じて……。
人生が大きく変わろうとしているのに、彼から決断を委ねられたことで、「どうして私ばかりがこんなに悩まないといけないの?」と腹が立ち、彼とはけんかが絶えなくなってしまいました。話し合わなければならないことが一気に押し寄せ、あのころは本当に大変だったと今でも思います。
悩んだ末に…
何度も話し合った結果、私は彼の海外赴任についていくことを決意し、結婚しました。
私の中で、「それなりの期間アメリカに行くなんて、この先の未来、ないかもしれない」と思えたからです。正直、仕事を辞め、キャリアが途絶えてしまったことについては、今でも悩むことがあります。
それでも、夫と結婚したことは後悔していません。実際にアメリカでの暮らしが始まってからは、夫と一緒にさまざまな困難を乗り越えながら、現地ならではの生活を楽しんでいます。アメリカで生活するという貴重な経験ができたことを前向きに捉え、きっかけをくれた夫にも感謝しながら生活を送っています。
著者:伊藤彩佳/20代女性・アメリカに夫と移住しました。アニメが大好きな専業主婦です。
イラスト:たこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年9月)
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