不穏な家庭環境の中、リクくんは小学生になりました。
撮影禁止であるはずの授業参観でも、カナエさんは撮影に夢中。周囲の保護者から冷ややかな視線を向けられても、まったく気に留めません。
そんな中、カナエさんが校内で撮影した写真や動画をSNSに投稿していることが保護者の間で話題に。配慮に欠けた投稿の数々に、同級生のママたちは激怒します。
事態を重く見た学校から注意喚起の連絡が入っても、カナエさんはろくに読みもせずスルー。同級生のママから直接注意を受けても、反省する様子は一切ありませんでした。
やがて保護者間の悪評は子どもたちの耳にも届き、ついにリクくんがクラスメイトからからかわれる事態に……。しかしカナエさんは「みんなは嫉妬しているだけ」と切り捨て、「気にしたら負けだ」と説くばかり。
耐えかねたリクくんは、ついに撮影の拒否と動画の削除を懇願します。するとカナエさんは逆ギレ!「嫌だと言う権利はない!」と有無を言わさぬ物言いで、リクくんを従わせるのでした。
逃げ場を失った息子は……

























すがる思いで父・ハルキさんへ相談しようとしたリクくんですが、真剣に向き合ってもらえず、逃げ場を失ってしまいます。
そんななか、学校ではさらなる地獄が待ち受けていました。返却されたテストをめぐり、「今回も投稿するの?」と同級生に笑いものにされ、カナエさんが自分の知らないところでテストまでネタにしていた事実が判明したのです。
◇ ◇ ◇
わが子のテスト結果などのプライバシー情報を本人の許可なくSNSへ投稿することは、子どもの尊厳を傷つけ、学校でのいじめやトラブルを引き起こすリスクがあります。さらに、子どもが嫌がっているにもかかわらず、脅迫的な態度で撮影や投稿を強要する行為は、心理的虐待に該当する恐れも……。
子どもが見せるSOSや拒否の言葉にはしっかり耳を傾け、子どもの気持ちと安全を最優先に守る姿勢が何より大切です。
また、もし身近で「これって虐待かも」と感じるような場面や、子どもの強いSOSに気づいたときは、児童相談所虐待対応ダイヤル「189(いちはやく)」へ相談・通報しましょう。
ねこじま いもみ