年相応の上品な着こなし…いつもおしゃれな義母
知人のAさんは、41歳のパート主婦。夫と8歳の息子と暮らしています。徒歩5分の場所に住む義両親とは良好な関係で、小柄でスタイル抜群の義母は、息子のことをとてもかわいがってくれていました。
若いころはファッションや美容に関する仕事をしていた義母は、いつも身だしなみが完璧。年齢に合わせた上品な着こなしは近所でも評判で、メイクもきちんとしています。Aさんも「いつもきれいでおしゃれだな。私もステキな義母のようになりたい」と憧れていたほどです。
そんな義母も、先日誕生日を迎え70歳に。「古希の節目だから」と友人たちが誘ってくれ、義母は誕生日旅行に出かけました。数日後、義母から「たくさんお土産を買ってきたわよ。今から持って行くわね」と連絡が入ります。Aさん宅のインターフォンが鳴り、玄関のドアを開けると、Aさんは思わず絶句してしまいました。
ミニスカートにTシャツ…それって子ども服!?
そこに立っていたのは、フリフリのレースがたくさん付いたミニスカートをはき、おへそが見えそうなピチピチのTシャツを着た義母……。小柄なためジュニア服が入ってしまったようで、これまでの義母とはまるで違う格好です。
ニコニコと義母は上機嫌。近所の人がチラチラ見ていることに気付いたAさんは、慌てて「お義母さん、とりあえず中に入ってください」と家の中に招き入れました。
義母の服装を見た夫は、固まりポカンと口を開けたまま。戸惑いを隠せないAさんが義母に理由を聞くと、旅行先で友人たちから「小柄でスタイルいいからジュニア服の160cmも着られそうよね!」「うん、きっと若く見えるよ!」などとおだてられ、すっかりその気になってしまったとのこと。
さらに義母は「SNSでも若い子に『かわいい』って褒められたのよ〜」と、自撮り写真をうれしそうに見せてくる始末。お世辞やSNSの反応を真に受けた義母の暴走に対し、夫婦はどう角を立てずに注意するべきか、頭を抱えてしまいました。
「コスプレ失敗だね」息子たちが容赦ない指摘!
それからというもの、すっかり「子ども服ファッション」にハマってしまった義母は、毎日のように露出度の高い若作りファッションでやってくるように。近所の目が気になり、我慢も限界に達しようとしていたある日、息子の友だちが家に遊びにきました。そこへタイミング悪く、相変わらずフリフリの子ども服を着た義母が訪ねてきたのです。
息子たちに気付くと、義母は自慢気に「おばあちゃん、かわいいでしょ?」と披露します。すると、ポーズを取る義母をジッと見つめた息子が、
「え? おばあちゃん、小学生のコスプレ? おなかがシワシワで、なんか梅干しみたい。変なの!」
と無邪気に言い放ちました。
さらに、友だちも、「えっ、ほんとだ!これはコスプレ失敗だね」と大笑いして追い打ちをかけました。
子どもたちの容赦ない純粋な感想に、義母の顔は一瞬で真っ赤に。大人のような忖度「ゼロ」の子どもたちから、まさか「おなかがシワシワ」「コスプレ失敗」などとズバッと言われるとは思っていなかったようで、義母はその場でショックのあまり言葉を失い撃沈したのです。
その日を境に、義母のへそ出し子ども服ブームは静かに終わりを告げ、元の「上品でおしゃれなおばあちゃん」に戻ってくれました。
まとめ
周囲のお世辞やSNSの反応を真に受けて迷走してしまった義母でしたが、最終的に子どもたちのウソ偽りのない言葉が一番の薬になったようです。純粋だからこその素直な指摘は、義母の胸に鋭く突き刺さったかもしれませんが、自分の装いを見直し、以前のスタイルに戻るきっかけとなりました。
近所の目も気になり、一時はどうなることかとハラハラしたものの、無事にいつものステキな義母に戻ってくれて本当に安心したと、Aさんは話していました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:松下侑可/30代女性。娘と息子の育児に日々追われている。そろそろ本気で産後ダイエットを始めたいと思いつつ、食後の甘いものが辞められない。
イラスト:マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年9月)
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