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豚肉を切った包丁で離乳食の野菜を切る夫に「娘の命に関わる!やめて!」夫の言い分にゾッとしたワケ

娘が離乳食の完了期に入ったときの話です。娘の食べるものにはかなり気を使っていて、私がすべて手作りしていました。「おいしい、おいしい」と言いながら食べる娘の姿を見て、夫も自分で作りたいと言ってきたので、初めて任せることに。

この記事の監修者
監修者プロファイル

管理栄養士堤ちはる
前 相模女子大学 栄養科学部 教授

前 相模女子大学栄養科学部 教授。保健学博士。管理栄養士。日本女子大学大学院家政学研究科修士課程修了、東京大学大学院医学系研究科保健学専門課程修士・博士課程修了後、青葉学園短期大学専任講師、助教授、日本子ども家庭総合研究所母子保健研究部栄養担当部長を経て、同大学教授を務めた。調理学、母子栄養学、食育関連分野を 専門とし、妊産婦・乳幼児期の食育に関する研究や、講演会・研修会などの講師を務める。厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」改定に関する研究会委員。 ※堤ちはる先生は2026年4月19日にご逝去されました。生前のご尽力に深く感謝し、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。なお、堤先生に監修いただいた内容は、そのまま掲載しております。
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夫の調理方法に驚愕…!

夫はこれまで私に何度も料理を作ってくれていたので、そこまで心配していませんでした。ところが、ふと調理の様子を見ると、豚肉を切った包丁とまな板を洗わずに、生野菜を切っていてびっくりしました。

 

すぐに夫の手を止めたものの、本人は何が危険なのかわかっていない様子。豚肉を切った包丁やまな板を洗わずに使う危険性を説明しましたが、すでに切った野菜を娘に食べさせるわけにはいきません。結局、包丁とまな板をきれいに洗い、新しい野菜を切り直すことに。

 

なぜそんなことをしたのか聞くと、夫は昔のバイト先でもそうしていたなどと言うのです。その調理方法では娘の食事を安心して任せられないと思い、私が作ることに。ただ、食事作りも含め、育児のすべてを私ひとりで担うには限界があります。だからこそ、夫にも安全な調理方法をしっかり学んでほしいと感じた出来事でした。

 

◇ ◇ ◇

 

 

豚肉を切った包丁やまな板を洗わずに、そのまま野菜を切ってしまうと、サルモネラ属菌やカンピロバクター、リステリア菌などが野菜に付着し、食中毒の原因になることがあります。

 

症状としては腹痛・下痢・発熱・吐き気・嘔吐などがあり、サルモネラ属菌は食後6〜48時間、カンピロバクターは2〜5日後に発症することが多いとされています。特に離乳食期の赤ちゃんは免疫力が弱く、少量の菌でも重症化しやすいため注意が必要です。

 

食中毒のリスクを防ぐためには、豚肉を扱ったあとの包丁やまな板を洗剤でしっかり洗い、可能であれば熱湯やアルコールで消毒することが大切。また、調理の順番を工夫し、野菜を先に切り、肉類は最後に切るようにすると、交差汚染を防ぐことができます。

 

今回の体験談のように、調理器具の使い方ひとつで食の安全が左右されるため、家族で衛生的な調理方法を共有し合うことはとても大切です。特に離乳食期のお子さんの食事づくりでは、「小さな命を守るため」と意識して、ていねいに調理を進めたいですね。

 

 

監修:堤ちはる(管理栄養士)前 相模女子大学 栄養科学部 教授

著者:長嶋 和子/20代女性・主婦

一人娘を育てるママ。最近は娘と一緒にアイドルの推し活をしている。

作画:赤身まぐろ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

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