41歳・独身(実は死別)・子なしの私が、子宮筋腫と卵巣のう腫のため開腹手術で子宮全摘することになるまでのお話をお伝えしたいと思います。
2019年6月に「子宮筋腫」と「卵巣のう腫」が見つかり、2019年9月開腹手術をすることになりました。
子宮全摘を選んだ私。手術と入院が決まって心配になることといえば、お金のこと。
生きるために必要になるお金は人それぞれで違いますが、いざというとき、生きるためにお金が必要になるということは共通しています。
そのために役に立つ制度「高額療養費制度(限度額適用認定証)」について、簡単にまとめました。
手術&入院費のために知っておきたい制度
仕事ができないのに医療費がかかる…
みなさん、お金はありますか?
私は!びっくりするくらいありません。
住宅ローンと、維持費と、税金と生活費(両親・猫4匹)をなんとかやりくりして、趣味などを楽しんでいます。(趣味がなかったら多分、生きる目標がなくて頑張れない)
私が、子宮筋腫のための手術&入院で休暇が必要となったときに、真っ先にどうしよう!?と思ったのが医療費のことでした。(次に仕事の引き継ぎ)
今回は入院が2週間で、退院してからも2週間は自宅療養が必要ということで、会社を1カ月休むことになりました。会社を休むということは、有給休暇がある場合はお給料は出ますが、有給休暇がない場合は欠勤となりお給料は支払われません。ちなみにボーナスの査定にも関係するため、ボーナスも減額されます。
子宮筋腫による子宮全摘の開腹手術のための入院医療費の相場は、健康保険が使用できた場合3割負担で、入院期間にもよりますが、30〜40万ほどということです。個室に入った場合は、別途個室料金が加算されます。
「高額療養費制度」はどんな制度?
高額療養費制度は、公的医療保険における制度で、医療機関や薬局でかかった医療費の自己負担額が、同一月(1日から月末まで)にかかった医療費のうち一定額を超えた場合に、その超えた金額が支給される制度です。
高額療養費制度では、年齢や所得に応じて、支払う医療費の上限が定められています。いくつかの条件を満たすことにより、さらに負担を軽減する仕組みも設けられています。
ただし、治療や入院が月をまたいでしまった場合は、それぞれの月で別々に医療費が計算されることになります。できるだけ同月で治療を受ける(入院する)ほうがいいですね。
高額療養費の支給申請は2年まで
高額療養費の支給を受ける権利の消滅時効は、診療を受けた月の翌月の初日から2年間とされています。
この2年間の消滅時効にかかっていない高額療養費であれば、過去にさかのぼって支給申請できるということです。
限度額適用認定証を申請しておくと安心!
限度額適用認定証の交付を受ける
高額療養費制度では、医療費の全額を支払ってから申請することで、自己負担限度額を超えた金額が払い戻しされます。
前もって手術や入院などが決まっている場合は、あらかじめ「限度額適用認定証」の交付を受け、精算前に医療機関の窓口に提示すると、医療機関ごとにひと月の支払額が自己負担限度額までとなります。
高額療養費制度は、医療費のみに適用されます。食事代や保険適用とならない費用(差額ベッド代など)については、自己負担となります。
限度額適用認定証の利用手順
【STEP.1】限度額適用認定証の申請をします
【STEP.2】限度額適用認定証が届きます
私の場合は、だいたい2週間ほどで自宅に郵送されてきました。
【STEP.3】会計前に限度額適用認定証を提出します
退院時の支払いの前、精算をする前に、病院の会計に限度額適用認定証を提出します。退院予定の何日か前には、提出ができるよう準備をしておいてください。
【STEP.4】会計をします
退院時に、医療費の支払いをおこないますが、限度額までの支払いとなります。通院と入院は別の計算になりますのでご注意ください。
<参考>
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師REIKO