「結婚は認めない」と猛反対
彼とは真剣に付き合っており、私の中では将来を考えるようになっていました。
そこで、両親に彼との結婚を考えていると伝えました。すると、返ってきたのは予想以上に厳しい言葉で……。
「今のままじゃ結婚は認められない」
父はそう言い、母も心配そうな表情を浮かべていました。
当時の彼はフリーランスとして働いており、まだ仕事が安定しているとは言えない状況でした。さらに、私たちが20代半ばだったこともあり、両親は「この先、苦労するのが目に見えている」と考えていたようです。
後日、彼があいさつに来たときも、両親の態度は変わりませんでした。
彼は仕事について説明し、私との将来も真剣に考えていると伝えてくれました。しかし父は、「気持ちだけでは生活できない」と厳しい態度を崩しません。
私はショックでしたが、両親が私の将来を心配していることもわかりました。
そこで私たちは、何度も説得するより、まずは両親が不安に思っていることをひとつずつ減らしていこうと考えたのです。
数年後、彼が見せた姿
彼はそれまで以上に仕事に力を入れるようになりました。
継続して依頼をもらえる取引先を増やし、収入も少しずつ安定。将来に備えて貯金をしながら、私とも結婚後の生活について具体的に話し合うようになりました。
もちろん、すぐに両親の気持ちが変わったわけではありません。それでも彼は節目ごとに両親へあいさつをし、自分の仕事の状況や将来について誠実に説明してくれました。
そうして数年がたったころ、再び彼と一緒に両親のもとへ。
以前とは違い、仕事も安定し、将来について具体的に話す彼の姿を見た父は、しばらく黙ったあと、「そこまで考えているなら、もう反対はしない」と言ってくれたのです。
母も「最初は本当に心配だったけど、ここまで頑張ってきたのを見ていたから」と、結婚を認めてくれました。
あれほど頑なだった両親が認めてくれたことがうれしく、私も彼もホッとしました。
この経験を通して、気持ちを伝えるだけでなく、相手が不安に感じていることに向き合い、行動で示していくことも大切なのだと感じました。
一度反対されたときは落ち込みましたが、彼と一緒にできることを少しずつ積み重ねたことで、最終的に両親にも納得してもらえました。あのとき諦めずに向き合ってよかったと思っています。
著者:神田山音/30代女性・母親、会社員。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)
※AI生成画像を使用しています
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