エマさんから、多恵子さんの行きそうな場所に心当たりはないか聞かれた木綿子さん。表向きは「私も心当たりはない」と答えていましたが、実は多恵子さんと連絡が取れていました。
メッセージには、自宅から離れた場所で元気に暮らしていること、元の生活には戻りたくないこと、そして家族には内緒にしてほしいというお願いがつづられていたのです。
しかし、エマさんから警察や捜索願の話まで出ていると聞き、木綿子さんは動揺します。このまま黙っていれば、さらに事態が大きくなるかもしれないと考え、多恵子さん本人へ知らせることにして……。
一方そのころ、ママは……?













N県某所で、旧姓の百瀬に由来する「もも」の愛称で呼ばれながら働いていた多恵子さん。休憩中に木綿子さんから届いたメッセージを読むと驚愕! 隣人の梅村静江さんが警察を呼んだことや、捜索願の話まで出ていることが書かれていたのです。
心配をかけないようお土産を送ったつもりでしたが、それだけでは足りなかったと感じる多恵子さん。そこへ同僚の鳥谷さんが声をかけます。多恵子さんは「元の家でゴタゴタがあったみたい」と話し、ちゃんと話をつけるべきか迷い始めるのでした。
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苦しくて離れた場所でも、残してきた人たちの心配を知ると、気持ちは揺れてしまうものですよね。自分を守るために距離を置くことは、決して悪いことではありません。けれど、何も伝えないままだと、相手の不安がどんどん大きくなってしまうこともあります。
すぐに戻るかどうかを決める必要はなくても、無事でいることや、今は時間がほしいことを伝えるだけで、少し状況が変わる場合もあるかもしれません。自分の心を守りながら、どこまでなら向き合えるのかを考えることも、大切な一歩になりそうですね。
紙屋束実
