出産するまでに必要なお金はどのくらいなのでしょうか?【助産師に相談】

2020/02/27 12:30
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ベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】のなかから特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は出産費用に関するご相談です。
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「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。今回は出産費用に関するご相談です。

 

Q.出産費用はどのくらいあれば足りるのでしょうか?

今、妊娠31週と5日です。妊婦健診のとき、毎回補助券を出すのですが、補助券+3000円ぐらいいつも払っています。補助券をきちんと出しているのにどうして追加のお金がかかるのでしょうか? また、出産費用はどのくらいあれば足りるのでしょうか? 私がかかっている産院は、正常分娩だと産後6日の入院で基本料金54万〜となっています。

 

高杉絵里助産師からの回答

妊婦健診の費用は保険適応外なので、金額は地域や病院によってさまざまです。補助券の範囲でおさまるところもあれば、かなりの金額を追加で払わなければならないところもあります。毎回の健診の度だと負担になりますよね。


出産の際にかかる費用も病院によって異なりますので、あらかじめ病院に尋ねておくと安心かと思います。


※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー

※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください

 

妊婦健診の費用と補助券の利用について

母体の健康や胎児の成長を確認できる妊婦健診ですが、定期的に受診するとなると費用が気になるという人も多いのではないでしょうか。一般的なケースを見ていきましょう。

 

●妊婦健診の費用
妊娠届を出すことで、公費の補助制度が受けられます。母子健康手帳とともに補助券がもらえます。


妊婦健診の基本の6項目(血圧、尿検査、体重、足のむくみ、子宮底長、腹囲)は公費負担、つまり無料で受けられるケースがほとんどです。しかし、血液検査や特殊な検査の費用に関しては地域差があります。全額自己負担となる人もいれば、助成制度によって無料や一部負担で受けられるのが現状です。

 

里帰り出産の場合、お住まいの地域外で妊婦健診をおこなうと補助券が使えないケースがほとんどです。ですが、申請することで助成金を受けられる自治体が多いです。ただ、助成限度額が決められているケースがほとんどのため、限度額をオーバーしている場合は一部自己負担となります。

 

助成制度を利用しない場合、妊婦健診は保険適用外のため、健康保険証を提示しても医療費の一部免除はしてもらえず、全額自己負担となります。施設によって異なりますが、初回は体重や血圧などの測定に加え、尿検査や超音波検査をおこなうため、8,000円~10,000円前後が多いです。2回目以降は、6,000円~8,000円程度ですが、妊娠初期は受ける検査が多いため10,000円を超えるケースもあります。

 

●補助券の種類
受診券は、毎回の検査項目が記されたタイプと、毎回の検査項目は医療機関にゆだねられている補助額が記されたタイプの2つがあります。

 

毎回の検査項目が記された補助券を使う際、補助券に記されていない検査をおこなった場合はその検査分は全額自己負担です。補助額が記されている補助券も、費用がオーバーしている場合は自己負担となります。

 

分娩費用と入院費用の相場

国民健康保険中央会によると、平成28年における正常分娩分の平均的な出産費用の全国平均は505,759円でした。これは分娩費用と入院費用を足した合計です。


既にご存知の方も多いかもしれませんが、国から「出産育児一時金」として42万円(産科医療補償制度に加入していない医療機関などで出産した場合は40.4万円)が支給されるため、これを差し引いた額が実際の自己負担額となります。

つまり、仮に出産費用が505,759円だとすると、自己負担額は85,759円です。

(出産費)505,759円 ー(出産育児一時金)42万円 =(自己負担額)85,759円

ですが、この金額はあくまで平均額です。出産する施設や出産方法、入院期間などによっても変わります。妊娠がわかり、産院選びをする際にあらかじめ確認しておくと安心です。

 

出産費用の内訳

出産費用の内訳は次の通りです。

●分娩に関する費用
分娩料の平均は254,180円。分娩料とはお産の行為そのものにかかる費用です。分娩方法によって大きく異なるのがポイントです。

●入院に関する費用
入院に関係する項目として「入院料」と「室料差額」があります。

・入院料
入院日数と分娩場所によって費用に差が出やすい項目です。全体の平均は入院日数6日で112,726円です。これに対し、助産所のみでの集計結果では入院日数平均5日間で84,246円となっています。


・室料差額
室料差額とは、基本の入院料にプラスして発生する室料を指します。バス・トイレ付きや個室など、部屋のランクを上げると室料差額が増えます。

●赤ちゃんとママの処置にかかる費用
分娩と入院そのものにかかる費用とは別に、検査や処置の費用もかかります。

 

・新生児管理保育料
赤ちゃんに対する管理・保育にかかる費用です。

 

・検査・薬剤料
ママに対する検査代と薬代です。ママは退院までの間に何度か検査を受け、必要に応じて薬が処方されます。

 

・処置・手当料
医学的処置や乳房ケア、産褥指導などの費用です。乳房ケアとは授乳がスムーズにおこなえるように施される手当やマッサージなどです。

・産科医療補償制度
分娩に関連して重度脳性麻痺となった赤ちゃんとご家族の経済的負担を補償するとともに、脳性麻痺発症の原因分析をおこない、再発防止に役立つ情報を提供する制度です。加入は任意ですが、万が一、後天的な脳性麻痺にかかったら莫大な治療費がかるため、分娩施設から加入を求められます。


●その他の費用
文書料や産後に提供されるお祝い膳など、上記以外にかかる費用です。

 


※参考:基礎知識(妊娠中)「妊婦健診とは? 健診の頻度と内容、費用について」「分娩費用と入院費用はいくら? 出産にかかる金額の相場と内訳について」【監修者:助産師 REIKO】

 

 


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