初めて聞いた音に混乱
初めて腟なら(ちなら:腟内に空気が入り、抜ける際におならのような音が出てしまう生理現象)を経験したときは、本当に何が起きたのかわかりませんでした。普通のおならとは違ってにおいはないのに、「プッ」という音だけが思った以上に響いたのです。
特にパートナーとの行為中やヨガ、ストレッチで体勢を変えた瞬間など、腟内に空気が入りやすい動きをした後に起こることが多く、相手にも聞こえているのではないかと思うと、とても気まずくなりました。
最初は思わず笑ってごまかしましたが、内心では「もう二度と起きないでほしい」と焦っていました。
「腟なら」と知っても恥ずかしさは消えない
あとで調べると、腟ならは腟内に入った空気が抜けることで起こり、多くは病気によるものではないと知って、少し安心しました。しかし、恥ずかしさはすぐには消えませんでした。
さらに、相手に理解してもらえず、傷つくこともありました。「おならした?」と冗談交じりに言われたときも、私にとっては笑って済ませられることではありませんでした。
体の仕組みによって起こり得る現象を、何か失敗したかのように受け取られてしまうことが苦しく、相手に理解してもらえることの大切さを感じました。
体勢を工夫しても完全には防げず
また、生理後や腟が乾燥している時期など、体調の変化によって起こりやすくなるように感じることもあります。私の場合は、行為中の体勢を工夫したり、ヨガでは骨盤まわりをゆっくり動かすよう意識したりしていますが、完全に防ぐのは難しいと感じています。
まとめ
女性同士で腟ならの話をしたとき、「私もあるよ」と言ってもらえたことで、自分だけではないとわかり、少し救われました。今では、腟ならは多くの場合、体の仕組みによって起こるものだと受け止めています。これからは、恥ずかしさを抱え込みすぎず、体の仕組みについて相手と話せる関係を大切にしたいと思います。
医師による解説:腟ならが起こる仕組みと受診の目安
腟ならは、腟内に入った空気が体勢の変化などによって外へ出る際に音が鳴る現象です。多くは病気ではありませんが、痛みや異常な分泌物など、ほかの症状を伴う場合は受診が必要なこともあります。
性行為や運動で起こりやすい理由
性行為やヨガ、ストレッチなどでは、動きや体勢の変化によって腟内に空気が入り、抜ける際に音が出ることがあります。通常はにおいを伴わず、自分の意思で完全に防ぐことは難しい自然な現象です。妊娠・出産後や骨盤底筋が弱っている場合に、起こりやすく感じることもあります。
生理周期や腟の乾燥との関係は明確ではない
生理周期や腟の乾燥と腟ならとの関係は、医学的には明確になっていません。起こる時期や頻度には個人差があるため、本人の感覚と医学的な一般論は分けて考える必要があります。
腟ならで受診を考えたい症状の目安
性行為や運動とは関係なく頻繁に起こる、悪臭や痛みがある、腟から膿や便が漏れる、尿路感染症(にょうろかんせんしょう/尿の通り道に細菌などが入り、炎症を起こす病気)を繰り返すといった場合は、まれに腟瘻(ちつろう/腟と直腸や膀胱などとの間に、本来はない通り道ができる病気)などが隠れていることがあります。気になる症状があれば婦人科で相談するとよいでしょう。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:早川 潤先生(早川クリニック 院長)
著者:佐藤あずさ/30代女性・主婦
イラスト:アゲちゃん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年9月)
関連記事:「救急車呼ぶ?」あまりの痛みにトイレで気を失う寸前に息子が発見!緊急入院に至った病気とは
関連記事:「え、なんで血が…」同僚のひと言にパニック!放置していた体の異変の正体は【体験談】
ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!