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「引き取りに来た」病死した姉の子を育てて10年…ある日突然現れた男の正体と“恐るべき狙い”とは?

私は妻と2人で小さなパン屋を営んでいます。今から10年前、離婚してひとりで娘を育てていた姉が、病気で他界しました。残されたのは、当時まだ7歳だった姪。突然母親を失い、姪は行き場をなくしてしまったのです。

実父に見捨てられた姪を引き取り…

姉の元夫は浪費癖がひどく、離婚後も養育費をほとんど払っていなかったような人でした。姉の訃報を伝えても「今さら子どもなんて育てられるか」と引き取りを拒否。私と姉の両親はすでに他界しており、ほかの親戚たちも姪を引き取ることに難色を示していました。

 

「おじさん……助けて……」泣きながらすがる姪を見て、私は「うん、わかった」と答え、姪を引き取ることを決意しました。当時、私たち夫婦には子どもがおらず、姪は妻にも懐いていたため、妻も「一緒に育てよう」と賛成してくれました。姉は離婚時に親権者となっていたため、姉の死後、家庭裁判所での手続きを経て、私は正式に姪の未成年後見人となったのです。

 

それから数年後、私たち夫婦にも男の子が誕生。姪は実の弟のようにかわいがり、家族4人で幸せに暮らしていました。やがて姪も高校生になり、放課後にはパン屋を手伝ってくれるなど、明るくやさしい女の子に成長しました。

 

 

突然現れた「見知らぬ男」の正体とは!?

そんなある日、店に50代くらいの見知らぬ男性が訪れました。「いらっしゃいませ!」と笑顔で迎えた姪に、男は「久しぶりだな。大きくなったな」と声をかけます。姪が戸惑っていると、店の奥から出てきた私は、男の顔を見て絶句しました。なんと男の正体は、10年前に姪を見捨てた実の父親だったのです。

 

「娘を引き取りに来た。これからは俺と暮らしてもらう」

 

突然の申し出に驚いた私は、「今まで一度も会いに来なかったのに、どういうつもりですか?」と問いただしました。すると男は、「実の父親が娘と暮らして何が悪い! 他人のお前に口を出す権利はない!」と逆ギレ。しかし、私は男の突然の訪問に違和感を覚えました。

 

その日はひとまず帰ってもらい、親戚に事情を聞いてみると、男が事業に失敗し、多額の借金を抱えていることが判明。実は、姉が娘のためにまとまった預貯金を遺していたことを親戚から聞きつけ、そのお金を目当てにやってきたのでした。

 

 

金目当ての実父に姪が痛烈なひと言!

それから1カ月後、再び店に現れた男を問い詰めると、男は開き直って「俺は父親だぞ! 娘の金を管理して何が悪い!? どうせお前たちも金目当てだろう!」と、私たち夫婦まで侮辱してきました。

 

その言葉に、私は怒りを抑えきれませんでした。というのも、姉が姪に遺したお金には一切手をつけず、将来の進学費用などに使えるよう、大切に管理してきたからです。

 

私は「お金が目的だったら、こんなに長い間、一緒に暮らしていません。私たちは、この子が大切だから育ててきたんです!」と猛反論。さらに、私は未成年後見人として姪の財産を管理しており、実の父親だからといって、勝手に使えるものではないと告げました。

 

すると、それまで黙っていた姪が口を開きました。「私が泣いていたとき、お父さんは助けてくれなかった。でも、おじさんとおばさんはずっとそばにいてくれた。私の家族は、おじさんとおばさんと弟だよ!」

 

姪の言葉に男は呆然。それでもお金を諦めきれなかったようで、後日、弁護士を通じて親権者の変更を求めてきました。しかし、こちらも弁護士に相談しながら対応。これまでの養育状況や姪本人の強い意思などを踏まえ、家庭裁判所でも男の要求は認められませんでした。結局、男は1円も手に入れられず、借金を抱えたまま去っていったのです。

 

騒動が落ち着いたあと、姪は「私を引き取ってくれてありがとう。いつか私もパン職人になって、一緒にお店を大きくしたいな」と笑顔で伝えてくれました。私たちも「こちらこそ、家族になってくれてありがとう」と気持ちを伝え、これからも家族4人で支え合いながら、幸せに暮らしていこうと心に誓ったのでした。

 

◇ ◇ ◇

 

幼い娘を引き取ることを拒否しておきながら、お金に困ると突然現れ、父親としての権利を主張するとは、あまりにも身勝手な行動ですよね。一方、姪をわが子のように大切に育ててきた叔父夫婦。血のつながりだけでなく、日々の愛情や信頼の積み重ねが、家族の絆を深めていくのかもしれません。これからも家族4人で、温かな日々を過ごしてほしいですね。

 

【取材時期:2026年10月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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