「彼は次期社長なの♡」結婚式で僕を見下す元カノ。しかし婚約者の嘘が明るみになり…!?
数年前に別れた元カノの結婚式に出席することになった僕。もちろん、彼女に未練があったわけではありません。実は、新郎の父親が経営する会社は、僕が勤める会社の取引先。仕事で長くお付き合いがあり、「息子の結婚式だから、ぜひ来てほしい」と声をかけてもらっていたのです。
元カノとの思わぬ再会
当日、式場で元カノと顔を合わせると、彼女は少し意外そうな表情を浮かべました。
「そういえば、招待客の中にあなたの名前があってびっくりしたのよね。お義父さんが呼びたいって言ってたみたいだけど……どういう関係なの?」
僕が「仕事でお世話になっているんだ」と答えると、元カノは不思議そうな顔をしました。
「仕事で? そんなつながり、本当にあるの?」
そして、隣にいた新郎の腕にうれしそうに絡みます。
「彼のお父さんは大手企業Aグループの社長なの。彼もそこで働いていて、いずれ会社を継ぐんだって。あなたとは全然違うのよ」
新郎も得意げな表情を浮かべていました。
相変わらずだな……と思う一方で、元カノの話には少し違和感がありました。ただ、結婚式の場でわざわざ指摘することでもないと思い、そのまま聞き流しました。
新郎の父親が明かした「事実」
そこへ、新郎の父親が登場。新郎の父親は僕を見るなり、「今日は来てくれてありがとう。いつも仕事ではお世話になっているね」と声をかけてくれました。
すると元カノが驚いた様子で、「お義父さん、本当にこの人とお仕事されているんですか?」と尋ねたのです。さらに、「Aグループの社長と接点があるなんて……」と元カノが口にすると、新郎の父親はきょとんとした顔をしました。
「Aグループの社長? 違うよ。私が経営しているのは、Aグループ傘下の会社だ」
「え……?」
元カノの表情が固まりました。
「だって彼、『父親はAグループの社長で、自分もそこで働いている。いずれ会社を継ぐ』って……」
その言葉を聞いた新郎の父親は、驚いたように息子へ視線を向けました。
「お前、そんなことを言っていたのか?」
「ちょっと盛っただけ」新郎の言い訳
実際に新郎が勤めているのは、父親が経営するAグループ傘下の会社。さらに、新郎が父親の会社を継ぐことも決まっていませんでした。
どうやら新郎は、自分や父親の立場を誇張して元カノに話していたようです。
新郎は焦った様子で、「いや、それは…ちょっと話を盛っただけで…」と言い訳を始めました。
すると、父親はすぐに厳しい表情になり、「どこが“ちょっと”なんだ。私はAグループの社長じゃないし、お前が会社を継ぐと決まったわけでもない。結婚する相手にそんな嘘をつくんじゃない」と息子を一喝。
新郎は何も言い返せず、うつむいてしまいました。
少し前まで僕を見下していた元カノは「嘘でしょ……」とつぶやき、すっかり余裕の表情が消えています。
気まずいまま終わった結婚式
その後、予定通り結婚式と披露宴はおこなわれました。
けれど、新郎新婦の間にはどこかぎこちない空気が漂っていて、2人とも笑顔ではいるものの、心から楽しんでいるようには見えませんでした。
後日、新郎の父親から聞いた話では、2人はしばらく結婚生活を続けたものの、最終的には離婚したそうです。
自分をよく見せたい気持ちがあったとしても、嘘を重ねれば、いつか関係そのものを揺るがしてしまいます。ありのままの自分で向き合える相手とのほうが、強い信頼関係を築いていけるのかもしれません。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
◇ ◇ ◇
さて、続いてご紹介するのは、町工場を継いだ男性を「もっとハイスペな男性と結婚したい」と振った女性のお話。数年後、元カレと再会した彼女は、彼の現在を知って態度を一変させました。
「将来を考えられない」僕を捨てた元カノ。数年後、婚約者のひと言で顔色が変わり…

父から小さな町工場を引き継いだ僕。決して大きな会社ではありませんが、取引先とのつながりを大切にしながら仕事を続けてきました。そんな僕には、かつて交際していたA子という女性がいました。しかし、僕が町工場を継いだころ、突然別れを告げられたのです。
元カノ「ハイスペ男性と結婚したい」
「ごめん。私はもっとハイスペな男性と結婚したいの。あなたとは将来を考えられないから、別れてほしい」
あまりにもはっきりした理由にショックを受けましたが、気持ちが離れてしまった以上、引き止めても仕方ありません。僕はA子との別れを受け入れ、その後は仕事に打ち込みました。
父から引き継いだ工場を守るため、目の前の仕事をひとつずつこなし、新しい取引先も少しずつ増やしていきました。
数年が経つころには、経営も安定。相変わらず小さな会社ではありますが、ありがたいことに仕事が途切れることはなくなっていました。
僕の収入に驚くA子
そんなある日、長く付き合いのある取引先の社長から食事に誘われました。
当日は社長の息子も同席しており、話をしていると、「実は僕、もうすぐ結婚するんです。今日は婚約者も来ることになっていて」とうれしそうに話していました。
しばらくすると、店にひとりの女性がやってきました。なんと、それはA子だったのです。A子は僕を見るなり「えっ……なんであなたがここにいるの?」と目を見開きました。
社長の息子が僕との関係を説明すると、A子は少し戸惑ったあと、「そうなんだ。まだあの工場、やってるんだ?」と口にしました。
すると婚約者である彼が、不思議そうな顔で「“まだ”って……。かなり順調だよ。うちもずっと取引させてもらってるし、たぶん僕よりずっと稼いでると思うよ」と告げたのです。
その瞬間、A子は表情を一変させ、「えっ……そうなの?」と僕を見ました。
A子がまさかの行動に
それから数日後、知らない番号から着信が。出てみると、A子でした。
「この前はびっくりした。仕事、そんなに順調だったんだね。今度、久しぶりに2人で食事でもしない?」
あまりにもわかりやすい態度の変化に、僕はあきれてしまいました。
「君、もうすぐ結婚するんだよね? 2人で会うつもりはないよ」
そうはっきり断ると、A子は慌てて「別にそういう意味じゃ……」と言い訳を始めました。
しかし、町工場というだけで僕との将来を見限った彼女が、僕が婚約者より稼いでいるらしいと聞いた途端に態度を変えたようにしか思えません。「これ以上、連絡してこないで」と伝えて電話を切りました。
別れた当時は悔しい思いもしましたが、目の前の仕事を地道に続けてきてよかった。A子からの電話を切ったとき、過去の恋愛に区切りをつけられた気がしました。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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肩書きや収入は、相手を知るための情報のひとつではありますが、それだけで人の価値や将来まで決められるものではありません。今は魅力的に見える条件が変わることもあれば、今は目立たなくても、その後の努力によって状況が大きく変わることもあります。
目の前の条件だけにとらわれすぎると、相手を見る目だけでなく、自分自身の選択まで見誤ってしまうのかもしれませんね。
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