「5000円貸して」母からの頼みが次第に…
私の母は50代の専業主婦。ブランド品にも興味がなく、派手にお金を使うような人ではありませんでした。
そんな母から、ある日「5000円貸してくれない?」と頼まれたのです。何に使うのだろうとは思ったものの、そのときはそれほど深く考えず、お金を渡しました。
ところが、それから同じような頼み事が増えていきます。半年ほどたつころには、「貸して」ではなく「1万円ちょうだい」と言われるようになり、求められる金額も少しずつ上がっていきました。
さすがにおかしいと感じ、「何かにお金をつぎ込んでいるんじゃないの?」と聞いてみましたが、母は「そんなことない」と否定するばかりでした。
1年後、母が明かした使い道は…
最初にお金を頼まれてから約1年。私はついに、「何に使っているのか言わないなら、もうお金は渡さないからね」と母に伝えました。
すると母は、ようやく重い口を開きました。
「占いにお金を使っていたのよ」
私は、てっきりどこかの占い師のもとへ通っていたのだと思いました。しかし、母が利用していたのはスマホの占いサイト。そこで相談を続けるため、有料のポイントを繰り返し購入していたのです。
母によると、最初は軽い気持ちで利用したそうですが、次第にちょっとしたことでも占いに頼るようになり、気づけば何度もポイントを購入していたといいます。
実際にスマホを確認すると、1年間で約350万円分ものポイント購入履歴が残っていました。
「350万円……!?」
5000円から始まった頼み事の裏で、まさかこれほど大きなお金が使われていたとは思いもせず、私は言葉を失いました。
その後、この件は父も知るところとなり、両親は離婚しました。母には現在、使える機能を制限したスマホを持ってもらい、同じような課金を繰り返さないようにしています。
少額だったこともあり、最初は使い道を深く確認せずにお金を渡していました。けれど今振り返ると、お金を求める回数や金額が増えていったこと自体が、母の異変を示すサインだったのかもしれません。
今回の出来事を通して、身近な家族であっても、お金の使い方に大きな変化が見られたときには、その理由をきちんと確認することも大切なのだと感じました。
◇ ◇ ◇
一部の占いサイトでは、鑑定士などとのやり取りを続けるために有料ポイントを購入し、気づかないうちに支払いが高額になってしまうケースがあります。不審に感じた場合は、メッセージや支払い履歴などを残し、消費者ホットライン「188」などへ相談することも大切です。
著者:高橋 春子/30代女性。2人の子どもを育てる母。4姉妹の3番目。趣味を持っている人を尊敬しています。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年10月)
※AI生成画像を使用しています
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