離婚したのに出ていかない元夫
元夫との度重なる金銭トラブルが原因で、協議離婚が成立したときのことです。離婚届を提出し、ようやく子どもたちとの新しい生活を始められると思っていました。
ところが、元夫から思いがけないお願いをされたのです。
「引っ越し費用がないんだ。次の家が決まるまで、数週間だけ居させてほしい」
すでに離婚は成立していましたが、元夫は子どもたちの父親でもあります。困っている様子を見ると無下にもできず、私は次の住まいが決まるまでの一時的な同居を認めてしまいました。
しかし、数週間の約束だったはずが、元夫は「賃貸の入居審査が通らない」「いい物件が見つからない」と理由をつけ、なかなか出ていこうとしません。
最初はもう少し待とうと思っていましたが、1カ月、2カ月と時間だけが過ぎていきました。気づけば半年以上がたち、元夫との同居生活は続いていました。
しかも、元夫は生活費を入れることもなく、休日にはリビングでくつろいでいました。
私としては、離婚した以上、子どもたちとの生活を立て直したいという思いがありました。それなのに、元夫がいつまでも同じ家で過ごしている状況に、次第にストレスがたまっていきました。
「数週間だけって約束だったのに、いつになったら出ていってくれるの……?」
何度もそう思いましたが、元夫はなかなか行動を起こしてくれません。子どもたちのことを考えて一時的に同居を認めたものの、このままではいつまでたっても新しい生活を始められないと感じました。
そして、元夫との同居が始まって7カ月ほどたったころ。とうとう限界を迎えた私は、弁護士に相談することにしました。そして、弁護士から元夫宛てに、期限までに家を出るよう求める内容証明郵便を送ってもらったのです。
すると、書面が届いてから、元夫はようやく退去に向けて動き始めました。そして後日、実家へと引っ越していったのです。
元夫が家を出ていったことで、ようやく子どもたちとの落ち着いた生活を始めることができました。
振り返ると、子どもたちの父親だからと一時的な同居を認めたものの、約束の期限を過ぎても出ていってもらえず、精神的につらい日々が続きました。最終的には専門家に相談し、退去を求める意思をはっきり伝えたことで、ようやく状況が動きました。相手がかつて家族だった人だからこそ、情だけで判断せず、必要なところではきちんと線を引くことも大切なのだと感じた出来事でした。
著者:松井千鶴/40代女性/高校生と中学生の子育てに奔走する母。平日はフルタイムで働き、週末は子どもたちの部活の応援に行くのが楽しみ。
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年10月)
【Amazonギフト券プレゼント♡】みなさまの体験談を募集しています!
妊娠中や子育て中のエピソードを大募集!「ベビーカレンダー」のニュース記事として配信、公開いたします。体験談を掲載させていただいた方の中から、抽選で毎月5名様に1000円分のAmazonギフト券をプレゼント。何度でも応募可能ですので、奮ってご応募ください♪どうぞよろしくお願いします!