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婚約者「地味男よりエリート弟♡」式当日に俺を捨て→俺「え、いいの?」数カ月後、彼女から鬼電!だって♡

私は中堅メーカーで働く、ごく普通の会社員です。昔から目立つタイプではありませんでしたが、地道にコツコツと真面目に生きてきました。一方、年子の弟は昔から要領が良く、現在は外資系企業で働くエリート。両親はそんな「優秀な弟」を異常なまでに溺愛し、私には昔から見向きもしないという、いわゆる親でした。

毒親からの解放を夢見た、穏やかな結婚への期待

両親の口癖は「将来の面倒は、稼ぎのいい弟の立派なお嫁さんにみてもらう。あんたには期待していないから」というもの。親からの愛情を感じられずに育った私にとって、実家はただ息が詰まるだけの場所だったのです。だからこそ、職場で出会った明るく華やかな彼女と婚約したときは、心から安堵しました。


少し見栄っ張りで派手好きなところはありましたが、彼女となら両親の干渉から逃れ、自分たちだけの温かく平和な家庭を築いていける。そう信じて、結婚式に向けて細々とした準備を進める日々は、私にとって初めて感じる「ほのかな幸せ」に包まれた時間でした。

 

突然の裏切り、結婚式当日の控室で突きつけられた現実

しかし、そのささやかな幸せは、人生で最も祝福されるべき日に粉々に打ち砕かれることになります。

 

結婚式当日。式は両家の家族だけでおこなう小さなものでした。新郎控室で最後の身支度を整えていた私の前に、ウェディングドレス姿の婚約者と、なぜかタキシードを着込んだ弟が腕を組んで現れたのです。状況が飲み込めず呆然とする私に、弟は悪びれる様子もなく言い放ちました。

 

 

「ごめんね兄貴。式場の手配とか全部終わってからで悪いんだけどさ、俺たちやっぱり惹かれ合っちゃって。彼女みたいな綺麗な人には、俺みたいな稼ぎのある男の方が似合うだろ?」
横を見ると、婚約者だったはずの彼女が、弟の腕にぴったりと身を寄せながら悪びれもなく笑っています。
「弟くんの方がお金持ちだし、エリートなんだもん。ごめんね♡」

 

さらに驚いたことに、両家の両親はすでに新郎が弟に代わることを知っていたのです。彼女の両親はエリートの弟との結婚を歓迎し、昔から弟ばかりを可愛がってきた私の両親も反対しなかったのだとか。何も知らされていなかったのは、私だけだったのです。


頭の中が真っ白になりました。話を聞けば、弟の羽振りの良さに目を奪われた彼女は、裏でこっそり連絡を取り合うようになっていたそうです。式の準備で私が奔走している裏で、二人は逢瀬を重ねていたという事実。一生の誓いを立てるはずの日に、一番信頼していた相手と肉親から同時に裏切られるという出来事に、強い怒りと情けなさで体が震えました。

 

怒りの奥で冷静になった瞬間、私は笑顔で身を引いた

「ふざけるな!」と怒鳴り散らし、掴みかかりたい衝動に駆られました。しかし、激しい怒りの波が引いた直後、私の心にスッとある「事実」がよぎり、不気味なほど冷静さを取り戻していったのです。

 

たしかに弟は高給取りのエリートかもしれません。しかし、両親が彼を溺愛しています。見栄っ張りな両親は、弟に実家のリフォーム代や高級車のローンを肩代わりさせており、さらに将来は「二世帯住宅での完全同居」を強要していました。

 

彼女は弟の収入や肩書きに惹かれたようですが、私には、あの両親との生活が彼女の思い描くものになるとは到底思えませんでした。


「わかった、お幸せに」
私は心からの満面の笑みを作り、二人にそう告げました。予想外の穏やかな反応に拍子抜けしている二人に対し、私はすぐさま条件を突きつけます。親族やゲストへの謝罪と対応、そして慰謝料の支払い。これらすべてを弟と彼女が負担するなら、綺麗に身を引くと約束させ、私はその足で式場を後にしました。

 

「こんなはずじゃなかった…」元婚約者からの泣き言

それから数カ月後。私は実家との連絡を完全に絶ち、新しい生活を始めていました。そんなある日、共通の知人を通じて、弟夫婦の凄惨な現状が耳に入ってきたのです。

 

彼女が夢見ていた「エリート妻の優雅な専業主婦生活」など、最初から存在しませんでした。彼女には最低限の生活費しか渡されていなかったのです。さらに、強引に進められた同居生活では、毎日のように両親から小言を言われ、広すぎる実家の掃除から三度の食事の支度、さらには親戚づきあいの手配まで、すべてを一人で押し付けられていました。
「老後の世話は優秀な弟の嫁の務めだからね」と毎日プレッシャーをかけられているとのことでした。


しばらくして、見知らぬ番号から私のスマートフォンに着信がありました。恐る恐る出てみると、元婚約者でした。
「騙された!毎日毎日こき使われて、もう息が詰まりそう…。ねえ、私を助けてくれない?あなたとやり直したいの」

 

呪縛からの解放と、私が見つけた本当の幸せ

電話口で泣き崩れる彼女の声を聞きながら、私の心は驚くほど凪いでいました。
「君が選んだエリートでお金持ちの旦那さんと、素晴らしいご両親なんだろ?僕にはもう関係のないことだから、二度と連絡してこないでほしい」

 

私は静かにそう告げ、電話を切り、その番号を永遠にブロックしました。彼女は結婚後、義両親から働くことを許されず、自由に使えるお金もほとんどないうえ、行動まで制限されており、簡単には家を出られない状況だそうです。


一方の私は、憑き物が落ちたように身軽になりました。結婚資金として貯めていたお金を自己投資に回して資格を取得し、念願だったプロジェクトのリーダーにも抜擢されました。今では、私の生い立ちも含めてすべてを受け入れてくれる、心優しい新しいパートナーにも恵まれています。
結婚式当日に花嫁を奪われるという最悪の体験でしたが、結果的にあの時笑顔で身を引いた決断は、私の人生を最良の方向へ導いてくれたのです。
 

◇ ◇ ◇

相手の肩書きや表面的な羽振りの良さだけで将来を判断してしまうと、思わぬ落とし穴にはまってしまうことがあります。結婚生活は二人だけで完結するものではなく、それぞれの家族との関わり方も大きく影響してくるものです。


目先の華やかさに惑わされず、相手の本質や背景にある環境までしっかりと見極め、お互いを心から思いやれる関係性を築いていきたいですね。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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