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夫「家族で高級寿司店に行こう!」私「家族って…誰のこと?」→笑顔だった夫が一瞬で青ざめたワケ

ここ5年ほど、夫は「仕事が忙しい」と帰宅が遅く、私は家事も育児もほぼワンオペでこなしていました。そんな私を助けてくれるのは、しっかり者の娘。家事のお手伝いをしてくれるだけでなく、私が髪を切ったことにも真っ先に気づいてくれます。そんな娘がある日、夫の小さな異変に気づいたことをきっかけに、私たちの生活は大きく変わることになったのです。

 

娘が気付いた小さな違和感

ある日、仕事から帰宅した夫に、娘が「パパ、靴下が片方だけ裏返しだよ! 朝はちゃんと履いてたのにね!」と声をかけました。夫は「おかしいなぁ」と笑っていましたが、どこか焦っている様子。そのままそそくさとお風呂場へ向かってしまいました。

 

仕事中に靴下を履き直すことでもあったのでしょうか。少し気にはなったものの、このときは深く考えませんでした。その翌週は、私たち夫婦の結婚記念日。家族でささやかなお祝いをする予定で、夫にも前々から予定を空けておくよう伝えていました。

 

私は夫の好物やケーキを用意して帰りを待っていました。娘も楽しみにして夫の帰宅を待っていましたが、約束の時間になっても夫は帰ってこず、連絡すらありません。いつまでも娘を待たせるわけにはいかず、結局、2人だけで食事をすることに。

 

夫が帰宅したのは、なんと深夜1時。謝罪もなく寝室へ向かおうとする夫に、「どこに行ってたの? 連絡くらいできたでしょ」と尋ねると、「仕事が長引いたんだよ。悪い悪い」と悪びれる様子もありません。

 

家族との約束を軽く考える夫の態度に、私は怒りと悲しさでいっぱいになりました。

 

ポケットから落ちた1枚のレシート

翌日、何事もなかったかのように出勤していった夫。私が家事をしていると、夫の脱ぎ捨てた上着を片付けていた娘が「ママ、これ落ちたよ!」と1枚のレシートを持ってきました。

 

見ると、それは見知らぬ高級レストランのレシート。しかも、印字されていたのは結婚記念日の日付で、会計時刻は午後8時でした。

 

「仕事が長引いたんじゃなかったの……?」私と娘が料理を用意して帰りを待っていたころ、夫は高級レストランで食事をしていたのです。その瞬間、先日の裏返しになった靴下のことが頭をよぎりました。

 

もしかして、浮気……?

 

疑いは膨らむばかりでしたが、確かな証拠はありません。私は夫への不信感を抱えたまま、数日を過ごしました。

 

スマホで発覚した夫の裏切り

そんなある日、娘が「パパ、スマホのパスワードを変えたんだって。前はママとパパの結婚記念日だったのに」と教えてくれました。以前は私も知っていた暗証番号を、なぜ変えたのか。レシートの一件もあり、夫が何かを隠しているのではないかという疑いが強まりました。

 

そして数日後の夜、決定的な事実を知ることになったのです。ある夜、夫がリビングのソファでスマホを手にしたまま寝落ちしていました。ふと見ると、スマホの画面がついたままになっています。そこには、メッセージアプリのトーク画面が開かれていました。

 

何気なく目に入ったのは、女性からのメッセージ。「この前の誕生日ディナー、本当にありがとう♡ 遅くまで一緒にいられて幸せだった!」思わず目を疑いました。

気になってやり取りを確認すると、相手は夫が以前、職場の後輩だと話していた女性ではありませんか。

 

「早く会いたい♡」「今日も大好きだよ」など、まるで恋人同士のようなメッセージが並んでいます。どうやら2人はここ数カ月で親密になり、頻繁にデートを重ねていたようです。

 

夫のメッセージにあ然

そして、結婚記念日に見つけたレシートの謎も解けました。夫は仕事をしていたのではなく、その女性の誕生日を祝うために高級レストランへ行っていたのです。私と娘が夫の帰りを待っていたころ、夫は別の女性と楽しい時間を過ごしていたなんて……。

 

さらに、夫が送っていたメッセージを見て、私は言葉を失いました。「俺にとって家族はお前だけだ。妻と娘は気持ちの上では元家族。うまく離婚できるように妻の機嫌を取って話を進めるから、もう少し待っていてくれ」

 

家事も育児も私に任せきりにし、結婚記念日まで無視しておきながら、私と娘を「元家族」扱い……?あまりの身勝手さに怒りで手が震えました。

 

それでも、ここで感情をぶつけるわけにはいきません。私はなんとか気持ちを落ち着かせ、不倫相手とのやり取りを自分のスマホで撮影。レシートも証拠として残し、ある決意を固めました。

 

家族ってなんのこと??

翌日から、私は夫の世話をするのをやめました。夫の食事や洗濯は夫自身に任せ、話しかけられても必要最低限の返事だけ。娘との生活はこれまでどおり大切にしながら、夫とは距離を置くことにしたのです。

 

最初は私の態度に腹を立てていた夫ですが、日がたつにつれて焦り始めた様子。やたらと機嫌を取ろうとするようになりました。そしてある日、夫が妙に明るい声で話しかけてきたのです。

 

「なあ、今度、家族で高級寿司を食べに行こう! いい店を予約するからさ。娘も喜ぶだろ?」結婚記念日をすっぽかしておきながら、今さら家族で外食……?

 

不倫相手には私たちを「元家族」と呼び、離婚するとまで伝えていた夫。そのくせ、何も知らないふりをして家族団らんを持ちかけてくる姿に、あきれてしまいました。

私は夫の顔をじっと見つめ、静かに尋ねました。

 

「家族って……誰のこと?」「え? 何言ってるんだよ?」きょとんとする夫に、私は続けました。「私と娘は、あなたにとって『元家族』なんでしょ?」

 

そして、保存しておいた不倫の証拠写真と、自分の欄を記入した離婚届を夫の目の前に差し出しました。自分が不倫相手に送ったメッセージを見た瞬間、笑顔だった夫の顔からみるみる血の気が引いていきます。

 

家族2人で新たな出発

「ち、違うんだ! あれは彼女を引き留めるために話を合わせただけで……! 本当はお前たちと別れるつもりなんてないんだ!」真っ青になって必死に言い訳をする夫。しかし、彼女を引き留めるためなら妻や子どもとの別れを口にできる夫の姿に、私の離婚への決意はますます固まりました。

 

「そう。だったら、なおさら許せないわね」自分の都合で私たちを傷つけ、不倫相手にも都合のいい言葉を並べていた夫。もう、何を言われても信じることはできません。

 

私は夫にはっきり告げました。「お寿司なら、娘と私、家族2人で食べに行くから。あなたは来ないでね」夫は何も言い返せず、ただうなだれていました。

 

私たちを裏切り、不倫相手には「元家族」とまで言っていた夫。今さら家族のふりをされても、もう遅いのです。その後、私は離婚に向けて動き始めました。

 

そして後日、娘と2人でお寿司を食べに行くことに。向かったのは高級寿司店ではなく、娘とよく訪れていた、いつもの回転寿司店です。娘は大好きなお寿司をうれしそうに頬張り、「ママ、これおいしいね!」と満面の笑み。その姿を見て、私も自然と笑顔になりました。

 

高級なお店でなくたって、娘と笑って食べるお寿司は十分おいしいもの。これからは娘との時間を何より大切にしようと、改めて思ったのでした。

 

◇ ◇ ◇

「家族を大切にしている」と口にするのは簡単ですが、本当に大切なのは日々の行動です。どれだけ聞こえの良い言葉を並べても、相手を裏切るような行動を重ねていては、その言葉に説得力はありません。また、子どもは親が思う以上に、日々の言動をよく見ているもの。だからこそ、子どもの前でも誠実な行動を心がけたいですね。

 

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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