彼の表情が曇って
彼と初めての遠出デート。私はこの日のために清潔感のある白いワンピースを購入していました。生理周期的に「デートと生理がかぶってしまうかも?」とは思っていたものの、当日まで生理がくることはなく、「今日1日は大丈夫だろう」と思っていました。
朝から楽しんで昼過ぎ、公園のベンチでひと休みしていたときです。彼の顔が突然曇りました。そして
「あの……ちょっとだけ、うしろを見てみて」
と言われたのです。振り返って自分の背後を見てみると、なんとワンピースのうしろ部分……ちょうどおしりのあたりが真っ赤に染まっていたのです! 「大丈夫だろう」なんて高をくくっていましたが、生理がきてしまっていました。私は彼の指摘に一瞬で血の気が引き、パニックになってしまいました。
慌ててベンチから立ち上がろうとしましたが、周囲には人もいて、動くと周囲に汚れを見られてしまいそうでした。どうしよう……と困ってしまっていると、彼は上着を脱いで「これ腰に巻いて。コンビニに行こう」とひと言。幸いベンチは汚れておらず、私は彼から借りた上着を腰に巻いて近くのコンビニへ。ナプキンと替えの下着、黒いレギンスを購入し、トイレで着替えて戻りました。恥ずかしさでいっぱいだった私が何も言えないでいると、彼は「こういうこともあるよね。俺、姉ちゃんがいるから慣れてる」と気づかうように言ってくれて……。
彼のさりげないサポートに感激してしまいました。彼のおかげもあり、気まずさを引きずることなくデートを楽しむことができましたし、この一件で彼への安心感が増し、距離がグッと近づいた気がしました。
◇ ◇ ◇ ◇
気を付けていても突然の生理などで焦ってしまうことはあると思います。彼の対応はとても助かりましたが、大切なのは、自分でも突然のことに備えておくことだなと実感。それ以降、万が一に備えて小さなポーチを持ち歩くようになり、自分の体ともっと丁寧に向き合おうと思うようになりました。
著者:秋田ゆる/30代女性・子どもは4歳で女の子。趣味は音楽を聴くこと。
イラスト:ののぱ
続いてのお話は、デートで遊園地に行った女性。ところが、気付かぬうちに生理が始まっていたようで……?
「ズボンに…ついてるよ」デート中にまさかの失敗!焦っていると彼が…!?

突然の生理に彼は
その日は遊園地へデートにきていた私たち。夏の暑い日だったこともあって、汗をかなりかいてしまっていました。そのためか、私は生理が始まったことに気が付きませんでした。
そしてアトラクションに乗ったあと、彼から突然こんな言葉をかけられたのです。
「ズボンのところ……血っぽいの付いてるけど大丈夫?」
私ははっとしました。トイレに行って確認してみたところ、ズボンには真っ赤な経血のシミが。私の頭は真っ白になりました。トイレからパニック状態で出てきた私に対して、彼氏は「大丈夫? 生理?」と声をかけて背中をさすってくれました。
そして、彼が羽織っていたカーディガンを私に貸してくれて、「とりあえず腰に巻いておきなよ。そしたら、ズボン買いに行こうか?」と声をかけてくれたのです。
私はデートを台無しにしてしまったという罪悪感もあり、「カーディガン 、汚れちゃうかも……」と彼に言いました。けれど、彼は「いいから」とやさしい言葉をかけてくれました。
その後、近くにアパレルショップがあることがわかり、ズボンを購入しに行きました。お店があってよかった、と安心したのをよく覚えています。替えのズボンだけでなく、生理用品も購入できたおかげで、無事にその後は気持ちを切り替えて、彼とのデートを1日満喫することができました。
あのとき、デートを台無しにしてしまった……という罪悪感を晴らしてくれたこと。私の状況を受け止め、行動してくれたこと。そんな彼のやさしさには今もなお、感謝が尽きません。
◇ ◇ ◇ ◇
男性にとって、生理を理解するのは難しいかもしれません。そんな中で、私の場合は、パートナーがやさしい対応をしてくれたおかげで心から助かったと感じました。また、今後はもう少し気をつけないとなぁ……と反省する良い機会にもなりました。
これを機に、出先でもしっかり対策できるように、生理の時期をカレンダーで管理するようにした私。彼に助けられると同時に、教訓を得ることもできた出来事でした。
著者:きゅー
イラスト:かたくりこ
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
今回は「デート中に経血漏れをしてしまったエピソード」を紹介しました。デート中の突然の経血漏れは、本人にとって恥ずかしさや不安を感じやすいもの。そんなとき、慌てず寄り添ってくれるパートナーの存在は大きな支えになりますよね。思いがけないトラブルだからこそ、相手のやさしさや気づかいに触れ、より信頼が深まることもあるのかもしれません。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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