不穏な家庭環境の中、小学生になったリクくん。母・カナエさんの勢いは止まらず、撮影禁止の学校でも動画を撮ってSNSに投稿し、保護者間で大問題に発展します。しかし、周囲の保護者から冷ややかな視線を向けられても、カナエさんはまったく気に留めません。
やがて保護者間の悪評は子どもたちの耳にも届き、ついにリクくんがクラスメイトからからかわれる事態に……。
「動画の撮影をやめて、投稿も消して」と懇願するリクくんに、カナエさんは「みんな嫉妬しているだけ」と聞く耳を持ちません。父・ハルキさんに助けを求めようとするも真剣に取り合ってもらえず、リクくんのSOSは誰にも届きませんでした。
そのころ、ハルキさんの会社ではとある赤ちゃんのSNSアカウントが話題になっていました。夢中になって投稿を追いかけるパート社員に対し、新人社員の松川さんは「子どものプライベートを勝手に晒すのは毒親だ」と苦言を呈します。
松川さんには、かつて母親に自分の写真や私物を勝手にSNSへ投稿されていたトラウマがあったのです。
新人社員が語ったトラウマ
















松川さんが最もショックを受けたのは、高校卒業の日に母親へ宛てて書いた感謝の手紙までSNSに晒されたこと。「感動したからみんなに見せたかった」という母のエゴに絶望し、「もう何も信用できなくなった」と明かします。
ハルキさんが共感を示すなか、松川さんは子どもを利用したSNS投稿に対する冷めた本音を吐露。その切実な言葉を受け、ハルキさんもまた、妻・カナエのアカウントが抱える問題の深刻さを痛感するのでした。
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親にとっては「わが子がかわいいから」「感動したから」という思いがあっても、子ども自身が嫌がるプライベートな写真や思い出を勝手に発信してしまうのは避けたいもの。子どもであってもひとりの人であり、プライバシーを守られる権利があります。
投稿ボタンを押す前に、「子どもが大きくなったときにどう感じるか」「自分が同じことをされたらどう思うか」を一歩立ち止まって考える姿勢が、SNSとじょうずに付き合う上で大切なのかもしれませんね。
ねこじま いもみ