子持ちをバカにする、子どものいない義姉
の姉である当時47歳の義姉は、自身の浪費癖が原因で数年前に離婚し、義実家へ出戻っていました。義実家では家事を一切せず義両親に甘えきりの生活で、義両親が何度苦言を呈しても「私は私の人生を楽しんでいるだけ!」と逆ギレして聞く耳を持たず、家族も手を焼いていました。
子どもがいない義姉は、出戻りする前から「子どもを持ったら女じゃなくなる。〇〇(私)さんみたいに“お母さん”になっちゃうくらいなら、私はマジで子どもなんていらない」と平然と公言。「自分磨きを欠かさない魅力的な女」を自称し、たまに私たちが義実家へ遊びに行くたび、「子育てにかまけて女磨きを怠ってる」「女として終わってる」と、育児に追われる私を見下すのが常でした。
そんなある日、義実家の法事で親戚一同が集まりました。義両親から事前に「きちんとした喪服を着なさい」と何度も念押しされていたにもかかわらず、義姉はそれを無視し、体のラインが出る黒のタイトなミニワンピースに強い香水をまとって現れたのです。
そして、有名大学を卒業し30歳にして一流企業の管理職に就いている、夫と義姉のいとこのAさんにすり寄り、上目遣いで「ねえAくん、正直に言って? 30代の〇〇さん(私)と、47歳の私。パッと見でどっちが若く見える? ぶっちゃけ女としての魅力があるの、私だと思わない?」と言い、若い世代の男性に自分と私を比較させて採点させようとします。困惑するAさんをよそに、私と目が合うと義姉は勝ち誇ったような表情で「〇〇さんって、私より10個も年下だけど、すっかり女を捨てるみたいで見てらんないのよ。母親ヅラしてると自分磨きもどうでも良くなるのかしら。女として終わってるわ」と言うのです。
私は大切な家族と過ごす日々を「母親ヅラ」「女として終わっている」と否定され、悔しさと怒りで胸が詰まりました。しかし、ここで取り乱して法事を台無しにするわけにはいきません。私はグッと感情をこらえ、きぜんとした態度で「私は家族と過ごす今の暮らしに誇りを持っています。それに、今日は故人を偲ぶ法事の席です。そのようなお話をする場ではありません」と返します。
義姉は鼻で笑い「まぁ好きに言ってなよ〜。子どもいないほうが自由きくし、本当は“羨ましい”って思ってるでしょ?」と全く動じません。すると、隣でジュースを飲んでいた当時10歳の長男が、義姉をまっすぐ見つめ「おばちゃん、ここに遊びに来るたびいつも自分の自慢話ばっかり、人の悪口ばっかりで、すごくかっこ悪いよ! 僕のママはね、ごはんもすっごくおいしいし、お仕事も頑張ってるし、僕の友だちからも『かっこいいママだね』って言われてるんだよ!」と周囲に聞こえるようにはっきりと言いました。
普段の訪問で目にしてきた義姉の甘えた態度と私を比較した息子のストレートなひと言に、義姉は言葉を失い、顔を真っ赤にしてワナワナと震え出しました。すかさず夫も「息子の言う通りだ。毎日家族のために一生懸命動いてくれている妻を、姉さんが侮辱する権利はない」と割って入ります。さらに、先ほど採点を求められていたいとこのAさんも「さっき僕に『どっちが若く見えるか、魅力があるか』と聞いていましたけど、答えるまでもありません。そもそもここは法事の場ですし、香水のにおいも強すぎて迷惑です。自分の自慢や他人の悪口に僕を巻き込まないでください。TPOも弁えず、家族を大切にしている人を馬鹿にするような人に、魅力なんて微塵も感じません」と冷静にひと言。
行きすぎた義姉の愚行に、義両親も「親族の前でこれ以上恥をさらすな!」と激怒。親戚一同からも冷ややかな視線が一斉に向けられ、耐えきれなくなった義姉は顔を覆って部屋を飛び出していきました。親戚の前で恥をかいた義姉はすっかりおとなしくなり、私に嫌味を言うこともなくなりました。
もちろん、義姉が自分の外見にお金をかけ、美しくあろうと努める姿を女性として私も尊敬しています。しかし、他人を侮辱したり、比較させたりしてまで自分を優位に見せようとする姿は、とても残念に思いました。外見の美しさだけでなく内面の美しさも磨くことを、子どもたちにこれからももっと伝えていこうと心から思った出来事です。
著者:池田 いおり/30代性・ライター。12歳と7歳の活発な男の子を育てるママ。仕事と子育てに奮闘しつつも、自分の時間を何とか確保してリフレッシュしている。。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年10月)
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