「暗証番号を当てて!」ATMで女性が仰天発言
その銀行にはATMが1台しかなく、すでに年配の女性が利用していました。私は「少し待てば空くだろう」と思い、後ろに並ぶことに。しかし、10分ほど経っても終わる気配がありません。気づけば私の後ろには3人が並んでおり、みんな首を伸ばして女性の様子をうかがっていました。
さすがに時間がかかりすぎでは……と思い、「あの、まだでしょうか?」と声をかけると、女性はキャッシュカードを見せながら「暗証番号を当ててみて!」と言ってきたのです。
驚いた私は「えっ、もしかして……忘れてしまったんですか?」と聞き返しました。すると女性は「いや、◯◯◯◯だったんだけど、なんかうまくいかないのよねぇ……」と、不思議そうにカードを見つめています。
私は「あの、ほかの方も待っていますし、一度銀行に連絡したほうが……」と、いったん操作をやめてもらうよう促しました。しかし、女性は「あ! わかったわ! あっちの番号かもしれない!」と言い、再びATMを操作し始めてしまったのです。
ところが、何度も暗証番号を間違えたせいか、カードにロックがかかってしまった様子。女性は「困るわ、今日お金が必要なのに……」と、涙ながらに私へ訴えてきました。私は「と、とりあえず銀行の方に相談してみてはどうですか?」と伝えましたが、窓口が開く9時まではまだ時間があります。
女性は「どうしましょう……」と、なおも私に助けを求めてきました。そこで、「もしかしたら、もう出勤されているかもしれませんし……」と、代わりにインターホンを押してみることに。すると、行員さんが応答してくれ、無事に対応してもらうことができました。
困っている女性を助けたい気持ちはあったものの、後ろにも人が並んでいると思うと焦りもあり……。どうするべきか、戸惑った出来事でした。
◇ ◇ ◇
困っている人を助けたいと思っても、後ろに並んでいる人のことを考えると、対応に迷ってしまいますよね。ATMの操作に手間取ったときは、周囲の状況にも気を配り、いったん列を離れて確認したり、必要に応じて銀行のスタッフに相談したりするなど、ほかの利用者への配慮も忘れずにいたいですね。
著者:木村ななえ/30代 女性・パート。3歳と6歳の一男一女を育てる母。趣味はバドミントン。
イラスト:ホッター
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年10月)
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