義母の嫌味に、夫がきぜんとした対応
私は6歳の娘、4歳の息子、そして生後4カ月の娘を育てる3児のママ。夫は子煩悩で家事や育児に協力的で、家族仲良く暮らしています。しかし私には一つだけ、大きな悩みがありました。それは義母の存在です。
義母は結婚当初から、夫が見ていない隙を見計らっては「最近の嫁はラクで良いわね」「気が利かない」と私にだけ嫌味を言う人でした。過去に一度だけ夫に相談したことがあったのですが、義母が夫の前では「完璧にやさしい母」という振る舞いをしていたため、「まさか、母さんが……? 冗談のつもりなんじゃない?」とあまり真剣に取り合ってもらえず、それ以来私は諦めてひとりで耐えていました。
そんなある日、義母から夫宛てに「長男くんの誕生日をお祝いしたいから遊びにおいで」と連絡が入りました。産後4カ月で心身ともに余裕がなかった私は、思い切って夫に本音を打ち明けました。「実は今でもお義母さんから2人きりのときに嫌味を言われていて、本当につらい。今回行くなら、絶対に私をひとりにしないでほしい」と、今まで言われてきたことを具体的に伝えてお願いすると、夫は私の真剣な表情にハッとし、「そんなに深刻だったなんて……。今まで本当にごめん。今回は絶対に目を離さない」と約束してくれました。
当日、義実家に着くと義母は「みんなよく来たわね。さぁ、お家に上がってね」とご機嫌です。しかし、私が最後に家に上がろうとすると「あなたも来たのね」と嫌味っぽく言います。私が「またか……」と思っていると、すぐに夫が戻ってきたので、義母は「元気そうで良かったわ〜」と何事もなかったかのように取り繕いました。
そして誕生日のお祝いもそこそこに、そろそろ帰ろうかというころ、息子がジュースをこぼしてしまい、夫が「着替え取ってくるね」と席を外しました。義母にとっては、待ちに待ったチャンスだったのでしょう。生後4カ月の娘をあやしている私を見下ろし、ここぞとばかりに「あーあ。うちの息子ばかり苦労してかわいそう」と吐き捨てます。
「何を突然言い出したの?」と思い固まっていると、それを見て「息子が痩せたのは、あなたが家事や育児を押しつけて苦労させているからでしょ? 子どもをポンポン産むだけ産んで仕事も育児も押しつけてるから、息子はあんなに痩せちゃったのね。あなたって鬼嫁ってやつかしら?」と大きな声で言ってきたのです。
私が何と言おうか考えていると、「母さん、いい加減にして」と、いつの間にか戻ってきていた夫の冷ややかな声が、背後から聞こえました。義母は顔を引きつらせ、「ち、違うのよ! あなたがあまりに痩せたから、心配でつい……!」と慌てて言い訳を始めます。
夫は「言い訳は見苦しいからやめてくれ。今まで○○(私)に言ってきたことも、全部聞いたよ。そもそも、健康診断で要注意と判定されたから、○○にお願いして手料理で食事の管理をしてもらったから痩せたんだよ。○○は料理じょうずだから、ダイエットを意識したごはんもうまいんだよ。子どもと遊ぶのだって、ちょうど良い運動になって助かってるんだ」と義母に話しました。さらに「メタボ予備軍って言われてたけど、健康診断の数値も良くなって、医者に褒められたんだ。以前より体が軽いんだよ」と、スマホで健康診断の結果を見せたのです。
言葉を失って固まる義母に、夫は「産むだけ産んで……って言うけど、俺たち2人で決めて望んだ子どもたちを、○○が頑張って産んでくれたんだ。俺だってやらされて育児をしてるんじゃない。今まで本当に母さんがひどいことを言っているのか半信半疑だったけど、これまでもそんなふうに、ずっとネチネチ言ってたの? 失望した。もうここには二度と来ない」とはっきり言い切ります。
最愛の息子から「もうここには二度と来ない」と突き放された義母は、顔を真っ青にしてその場にへたり込みました。子どもたちからもおびえたような視線を向けられ、完全に言葉を失っていました。
その後、私たちはすぐに帰宅。夫のもとには義母から何度も必死の謝罪の連絡が入っていましたが、夫は相手にしていないようです。子どもたちがおばあちゃんに会えないことには少し申し訳ない気持ちもありますが、しばらくは義母と距離を置くつもりです。
何年もひとりで耐え忍んでしまったことについては、少し後悔しています。「波風を立てたくない」と我慢することは平和を守ることではなく、かえって義母の言動をエスカレートさせていただけだと実感しました。夫婦ならば、どんなときでもお互いを支え合っていきたいもの。理不尽な悪意に対しては耐えるのではなく、夫婦でしっかりと共有し、きぜんと跳ね返す強さを持とうと心に決めた出来事でした。
著者:西沢ももこ/30代・主婦。6歳の長女、4歳の長男、生後4カ月の次女を育てるママ。夫婦ともに大の甘党だが、ダイエットのためヘルシーなスイーツを日々リサーチしている。
作画:けだま
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)