女性には月に一度、「生理」という禊のような期間が訪れます。約1週間、暗い色の服を身にまとい、体調不良と戦いながら仕事や家事をこなし……これって何かの修行ですか?と言いたくなるようなことばかり。そこはポジティブに「生理ってつらいだけじゃない!」とか言ってみたいけど、実際つらいんですよね……。
そんな生理の悩みについて20代~40代の女性を対象にアンケート調査を実施したところ回答が共感の嵐だったので、この記事ではその一部をご紹介します。
※調査概要
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」のサービスを利用された方
調査期間:2020年2月26日~2020年3月1日
調査件数:2,663件
2.5人に1人が「生理は面倒、なくなってほしい」と思っている
<好きでも嫌いでもない。「面倒」、ただそれだけ!>
つらい生理期間も女性の体にとっては大切なことなんだ、とみんな頭では理解しているんです。だから嫌いとは言えない、でも好きではない。そんな心の葛藤が表れた結果になりました。あなたにとって生理とは?と聞かれれば、ただ「面倒くさい」の一言に尽きるというのが本音のようですね。
ちなみに、「特になんとも思わない」が3%で一番の少数派でした。やはりみんな生理について思うところがあるようです。
生理の一番の悩みは「生理痛」、次に「PMS(月経前症候群)」
<もう、そっとしておいて……!長い人は1週間以上も苦しむ生理痛とPMS>
生理の悩みが「ある」と答えた人は78%、そのうち「生理痛」に悩んでいる人が37%という結果になりました。初日から数日間にわたり襲ってくる強烈な腹痛、腰痛。症状の重さは人それぞれですが、一番ひどいときは誰とも会いたくないし話したくもなくなります。
次点の「PMS(月経前症候群)」も生理痛とは違った症状に悩まされるので厄介です。両方症状が出る人は月の約半分を体調不良の状態で過ごさなければならないという……泣けてきますね。
生理痛・PMSのつら~いエピソード
実際にみんなが生理前・生理中にどのような症状に悩まされているのか、体験談を一部抜粋してご紹介します。
●腰の痛み、頭痛、腹痛がトリプルで来たときは耐えるしかなくてつらかった。
●生理痛が酷かったときは鎮痛剤を飲んでも腰痛、腹痛だけでなく両足が痺れて痛かった。
●一日中、布団から出られずに過ごしたこと。トイレにも行けず、ごはんの用意も食べることもできなくて……本当に何もできずにつらかったです。
●学生時代、腹痛と眠気で全然授業に集中できなかった。
●生理痛が酷くて救急車で運ばれた。
●生理痛がひどく、電車で意識がもうろうとし、何とか駅に降り立ったものの嘔吐してしまい、救急車で運ばれた。(後略)
たかが生理痛とあなどることなかれ。両足が痺れたり、救急車で運ばれたり……結構壮絶な体験をしています。これが毎月やってくるということを男性諸君にはちゃんと理解してもらいたい!!
生理中に気を付けていることは「経血漏れ」がぶっちぎりの1位!
<「もしかして今、漏れた?」心配で夜も眠れない>
生理中の生活や行動で制限していること、つまり気を付けていることは「寝ている間の経血漏れ」が43%でダントツの1位でした。量の多い2日目や3日目は特に、夜用ナプキンを付けていても気にして何度も起きてしまったりするものです。
ちなみに、「その他」の項目にも「パンツスタイルにする」「白い服は着ない」など、万が一の場合を想定してファッションに気をつかっているという意見が多くありました。それも含めて大きく「経血漏れ」と考えると、約半数が漏れを気にしているということになりますね。
経血漏れの失敗談、こんなにあります!
漏らしたことがない人はいないんじゃないかと思うくらい、経血漏れは必ずと言っていいほど通る道です。
自宅だけに留まらず、外で、職場で、友人の家で……。誰しもが一度は経験したことがあるような経血漏れあるあるネタがたくさん出てきました。
●会議中に生理が始まって、会議が終わるまでトイレに行けず、スカートに経血がついてしみが。部屋をさり気なく最後に退出しました。
●仕事中なかなかトイレに行けず、スーツのお尻が血塗れになった。椅子も血塗れに。
●プールに行った際に途中で生理になってしまい、血を垂らしながら颯爽と退散したこと。
●大学生のころ、生理中に彼とデートをして、白地に黒いドットのワンピースを着て出かけていた。夜になり帰宅するため電車待ちをしていたとき、ふと振り返るとワンピースに赤いシミが……バレないようにホームの階段下の壁や電車のドア前にさり気なく立ってごまかすのが大変で恥ずかしかった(後略)。
●祖母の家に泊まっているときに生理になり、祖母の尿もれパットを借りたら、血が漏れてしまった。
●部活の試合中に、白いユニフォームで、漏れているのがわかってしまったこと。周りがすごく気をつかってくれたのだが、試合途中交代も逆に目立って仕方なかった。
●大学受験の際にナプキンを持っていくのを忘れて、漏れはじめて、まったく集中できなかった。
●家で椅子に座っていて、漏れていて、子どもに「ママ!血が出てるー!」って大声で言われた。
●生理二日目、タンポンを入れ忘れ、美容院でカットをしてもらっていたら、美容院の椅子を血だらけにしてしまった。男の人にカットしてもらっていたので、とても気まずかった。
●突然の生理でトイレットペーパーを挟んでいたが結局漏れて、電車の座席を血染めにした。
●結婚式の当日が生理中でなかなかトイレに行けなかった。 式が終わって着替えると、ドレスの肌着にシミが……。ドレスにもしみてしまっていたかも。
●若い頃、ドライブデート中に漏れてしまい、彼の車のシートにシミを付けてしまった。
●生理中に、もともと約束していた遊園地へ行くことに……。ジェットコースターなど乗って、血が大量に……!笑 もれました!笑。
●多い日に成人式があり、その間替えていなかったら衣装に結構血が染みていた。
●医療従事者で白衣を着て仕事をしています。生理になったことに気づかず、スボンが汚れているのを周りから教えてもらい気づきました。下着も汚れていましたが、替えがなく、渋々売店に売っているリハビリパンツをはいて過ごすことになりました。
生理期間をどう快適に過ごすかというのは、全女性にとって長年のテーマです。
特に重たい日は体も心もどんよりして塞ぎこんでしまいがちだけど、家族や友人、同僚など身近な人と情報交換したりフォローし合いながら、毎月の憂うつをみんなで乗り越えていきましょう!