エスカレートする義母の干渉
最初は良好な関係を築けると思っていたのですが、実際に生活が始まると、義母は毎日のように私へ嫌みを言うようになりました。
特に苦痛だったのは、私たちの寝室に無断で入ることです。勝手にクローゼットを開け、「なんなの、あの地味な下着は?」と私の下着を物色しては嫌みを言ってきます。ほかの洗濯物と分けておいた私の下着まで勝手に一緒に洗い、ベランダの外から見える場所に干すなどの嫌がらせも日常茶飯事でした。
私が少しでも意見をすると、義母は「息子に捨てられてもいいの?」と脅してきます。「私は息子にとってたったひとりの肉親。何があっても捨てられない、捨てられるのはあんたよ」と言います。
「息子に捨てられたくなければ私の機嫌を取りなさい」と言い、「お寿司が食べたい」「買い物するからお金ちょうだい」などとわがまま放題でした。
夫に相談し、夫から「態度を改めないなら同居を解消する」と何度も注意してもらいましたが、義母は「息子が私を本気で見捨てるはずがない」と高をくくり、私への態度を改めるそぶりすら見せませんでした。
妊娠を機に決意した別居
そんな中、私の妊娠がわかりました。待ち望んだ第一子でしたが、義母は喜ぶどころか「30歳を過ぎているのに無事に産めるの? 産んだとしても、あんた子育て下手そうよね」と、信じられない暴言を吐いたのです。
これ以上、義母のストレスにさらされるのはおなかの赤ちゃんに悪影響だと感じ、私は夫に「もう限界かもしれない」と打ち明けました。
妊娠した私への暴言を聞き、夫もついに我慢の限界を迎え、別居に踏み切ることを決意したのです。
夫はすぐに、義母が暮らすための近所の小さな単身用アパートを探しました。そして、貸主と管理会社に事情を説明し、義母だけが入居することについて了承を得たうえで、夫名義で契約しました。さらに、私たち夫婦が暮らすための別の賃貸マンションも契約し、今のマンションの退去手続きを進めました。
そして義母に対し、「来月末でこのマンションは解約する。母さんのためのアパートは契約したから、引っ越しの準備をするように」と再三通告しました。
最初は「息子が私を追い出すわけがない」と取り合わなかった義母ですが、夫が退去日や引っ越しの手配を具体的に進めていると知ると、ようやく別居することを受け入れ、渋々引っ越しの準備を始めました。
ただ、義母は「別々に暮らしたって、困ったら助けに来てもらえばいいんだから」と強気なまま。私たち夫婦の引っ越し先も近所だと思い込んでいるようで、住む場所が変わっても、これまで通り息子夫婦を頼れると考えているようでした。
そして迎えたマンションの退去日当日、義母は引っ越し業者が来る数時間前に、「今日は友達とデパートで買い物に行くから、5万円よこしなさい」と私に要求してきました。夫から「これで最後だから」と小声で言われ、私はしぶしぶ義母に5万円を渡しました。
義母は夫から渡されていた新しいアパートの鍵を持って出て行きました。出かけ際には「夕飯は作りに来てちょうだいね」と、当然のように言い残していったのです。
義母が買い物に出かけている間に、引っ越し業者が到着。あらかじめ義母の了承を得ていたため、残っていた荷物の梱包も業者に任せました。そして、私と夫の荷物を新居へ、義母の荷物を契約した単身用アパートへ運びました。その後、退去の立ち会いを済ませ、旧居の鍵は管理会社へ返却しました。
退去日当日の逆転劇
5時間後、新しいアパートに帰った義母から、私にメッセージが届きました。
「買い物から帰ったわよ! 夕飯は? 早く作りに来なさい! 荷解きも手伝いなさいよ!」
私が「もう別々に暮らすので、これからはご自分でお願いします」と返信すると、義母は怒りをあらわにしました。
「何を偉そうに! 私の言うことが聞けないなら、あんたなんか捨ててやる!」
私は、ひと言だけ返信しました。
「捨てられるのは、私ではないかと……」
「は? どういう意味よ!」
その後、夫が義母に電話をかけました。
「母さん、もう同居は終わったんだ。これからは妻に家事を頼むのも、好き勝手にお金を要求するのもやめてくれ。何度注意しても態度を改めなかったんだから、俺たちもこれ以上は付き合いきれない」
義母は「そんな! 別々に暮らすだけで、縁を切るわけじゃないでしょう!? 母親の私を見捨てるつもり!?」と取り乱したそうですが、夫は、義母の生活に必要な範囲で経済的な援助を続けることだけは約束し、「母さんとは距離を置く」と告げ、電話を切りました。
結局、息子に捨てられると脅されていた私ではなく、息子との同居生活を失い、これまでのように頼れなくなったのは義母でした。これからは、私とおなかの子を第一に考えて行動してくれた夫とともに、穏やかで幸せな家庭を築いていきたいと思います。
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息子との関係を盾に嫁を脅し、理不尽な要求を繰り返していた義母。家族だからといって、相手の気持ちを無視し、自分の思い通りに動かそうとするのは許されませんよね。たとえ親子であっても、お互いを尊重し、適切な距離感を保つことが大切ではないでしょうか。もし家族から理不尽な要求や干渉を受けたときには、ひとりで抱え込まずにパートナーと話し合い、自分たちの生活や心の平穏を守るための選択をしたいですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※一部にAI生成画像を使用しています。