さらには、体験レッスンを受けに訪れたスイミングスクールでも事件が勃発。
まきは女性更衣室に居合わせた男の子に激怒し、男児の母親に「男は男の更衣室を使ってください!」とまくし立てます。そのお母さんから「幼児クラスは親の性別に合わせて更衣室を使うんですよ」「うちの子、まだ1歳半ですよ!?」と反論されても、決して主張を曲げません。
女性更衣室の様子を見にやって来たコーチにも、激しく抗議して…


























「うちの教室では、小学生未満の子は保護者の性別に合わせた更衣室を利用する。もうずっと、このルールでやっています」——。
スイミングスクールのコーチから説明されてもまきは納得できず、「プールしたい!」というえみりの希望を無視し、怒りながら教室を後にするのでした。
スイミングスクールの更衣室には適用されませんが、厚生労働省は2020年12月、銭湯や温泉施設、旅館・ホテルの共同浴室について、男女の混浴を制限する年齢の目安を「おおむね10歳以上」から「おおむね7歳以上」に引き下げました。
年齢引き下げの背景には、混浴を巡るトラブルの防止に加え、子どもが望まない混浴を避けること、性的被害から子どもを守ること、健やかな発育発達への配慮といった考え方があります。つまり、子どもの安全や気持ちへの配慮が重視されているということです。そう考えると、スクールのスタッフの「めんどくさい時代になりましたね〜」という発言は少し気になります。
一方、今回のスイミングスクールでは、独自に「小学生未満の子は保護者の性別に合わせた更衣室を利用する」というルールを設けています。その理由の一つとして、小さな子どもには保護者の補助が必要であり、特に平日は父親の同伴が難しい家庭も多いことが挙げられています。また、更衣室の床が濡れている可能性もあるため、小さな子どもに保護者が付き添うことは、安全面でも大切でしょう。
大人も子どもも関係なく、夫以外の男性を危険視するまきにとっては、たとえ相手が1歳半の男の子であっても、娘と同じ空間で着替えることは許せないのでしょう。しかし、男の子のお母さんはスクールのルールに従って息子を連れてきていたのです。男の子というだけで危険視し、一方的に責めることは避けたいものですね。
また、今回、えみりちゃん自身は「プールしたい!」と望んでいました。娘を守りたいという気持ちは大切ですが、親の考えだけで子どもの希望を押さえつけるのではなく、本人の気持ちにも目を向けていきたいものですね。
神谷もちさんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。
神谷もち