「実は僕、経験がなくて…」意中の上司に相談した結果
社会人3年目の僕は、この年齢まで恋愛経験がゼロでした。課長であるA子さんに好意を抱いていましたが、僕には不釣り合いだと思い、自分の気持ちを閉ざしていました。彼女のことを忘れるために、新しい恋愛をしようとマッチングアプリを使ってみたのですが、A子さんへの思いを完全に断ち切ることができないうえに、アプリでの恋活もなかなかうまくいかなくて……。
叶わないと思っていた恋
昼休みの休憩室でため息をついていると、同僚から「ため息ばかりついていると運が逃げるぞ」とからかわれた僕。
ため息の理由は、「彼女が欲しい」と思って始めたマッチングアプリがうまくいっていないからでした。プロフィール写真とは別人のような女性が現れたり、怪しい物を売られそうになったり、散々な目にあっていたのです。
事情を聞いた同僚は、「諦めたらそこで試合終了だぜ?」と漫画の名言を引用して励ましてくれました。
そんなとき、A子さんが休憩室へ。「頼んでいた案件の進捗は?」と尋ねられ、慌てて報告すると、彼女はほほえみながら「よろしくね」と去っていきました。
その様子を見た同僚は、「やっぱりまだ好きなんじゃん?」とニヤニヤ。
そう、実は僕はまだ、上司のA子さんへの思いを断ち切れずにいたのです。憧れの存在である彼女に、思いを伝える勇気は出ませんでした。
何気ない会話から…急接近!?
ある日の残業中、A子さんと2人きりになった僕。そんなとき、以前同僚から聞いた「自分の失敗談を話すと、女性は心を開いてくれる」という言葉を、ふと思い出しました。
これを機に少しでも距離を縮めたい。そう思い、思い切ってA子さんに相談を持ちかけることに。
「実は僕……恋愛経験がゼロなんです」

突然の言葉に、A子さんは目を丸くして「えっ!?」と驚いていましたが、なぜか顔を赤らめていて……。
僕が冗談めかして「もしかして……お仲間ですか?」と聞くと、彼女は書類を落として動揺した様子。
どうしたのだろうと思っていると、A子さんはキリッとした表情になり、「私は、それなりに恋愛経験が豊富なの!」と発言。そして、「試しにデートに行きましょ」と、なんと僕をデートに誘ってくれたのです!
デートで連れられた驚きの場所とは
デート当日は、おしゃれなカフェへ。しかし、案内されたのは向かい合わせの席ではなく、2人並んで座るカップルシート!

A子さんとの距離がかなり近く、僕は終始ドキドキしっぱなしでした。
カフェを出たあとは、「次はA子さんの行きたいところへ行きませんか?」と提案。すると、彼女は戸惑いながらも「引かない?」と僕に確認してきました。「引いたりしないですよ!」――そう伝えると、彼女が案内してくれたのは……まさかのプロレス会場でした。
驚く僕を見て、「やっぱり興味なかった?」と不安そうなA子さん。しかし、僕は子どものころからの大プロレスファンで、むしろ大興奮でした。そのことを伝えると、A子さんは驚きつつもうれしそうに笑ってくれ、2人でプロレス観戦を楽しんだのでした。
それから、僕たちは休日に2人でプロレス観戦に行く仲になりました。
僕が好きなのは…
しばらく経ったある日。休憩中に女性の同僚たちから「好きな人はいるの?」と聞かれ、「いる」と答えると……。
ちょうど休憩室に入ってきたA子さんが、その会話を聞いてしまったようです。彼女は一瞬、悲しそうな表情を見せ、逃げるように休憩室から出ていってしまいました。
気になって追いかけると、A子さんは「どうして追いかけてきたの?」とツンとした態度。そこで僕は、意を決して思いを伝えました。
「僕が好きなのはA子さんです。入社したときからずっと」
そして、一緒に行こうと頑張って取ったプロレスのチケットを差し出し、「もし僕の気持ちを受け取ってもらえるなら、一緒に行きませんか?」と誘いました。

すると、A子さんは驚いた表情を見せ、ポケットからチケットを取り出したのですが……なんと、それは同じ試合のチケットだったのです。お互いに誘おうとしていたことに驚きながらも、「やっぱり僕は彼女が好きだな」と感じた瞬間でした。
こうして僕たちは、職場では上司と部下のまま、プライベートでは恋人になったのです。
その後わかったことですが、彼女も実は恋愛経験がなかったそうです。A子さんいわく「だって上司だし、恋愛経験がないって伝えたら、引かれちゃうかもと思って」とのこと。会社ではクールで仕事のできるA子さん。でも、ちょっとおちゃめで照れ屋な一面もある彼女が、僕はますます好きになりました。
今のところ僕たちの関係は会社には秘密にしていますが、平日は職場で、休日はお互いの家を行き来するという、とても幸せな毎日を送っています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
◇ ◇ ◇
さて、続いてご紹介するのは、高校時代に気になっていた後輩のB美さんと、同じ会社で再会した男性のお話です。うれしい再会のはずが、彼女はなぜかいつもそっけない態度で……。
僕にだけ冷たい同僚が突然イメチェン!その理由とは

僕が気になっているのは、同じ会社の受付をしている、高校時代の後輩・B美です。再会できてうれしかったのですが、なぜかB美は僕にだけ態度が冷たくて……。
会社で再会した、気になる人
営業職の僕は、取引先の人を見送るため、会社の受付によく立ち寄ります。
受付で働いているのは、高校時代にひと目惚れした後輩のB美。学年も部活も違い、当時はほとんど話せませんでした。そのため、社会人になって再会できたことが奇跡のように感じ、とてもうれしかったのですが……。
僕があいさつをしても、彼女はそっけない返事ばかり。他の社員には普通に接しているのに、なぜか僕にだけ冷たいのです。学生時代を知る僕と一緒に働くのが気まずいのかもしれないーー。そう考え、距離を縮められずにいました。

ある日、会社のエントランスで取引先の男性と話していると、彼がうれしそうに「実は僕、彼女ができたんです」と話し始めました。彼女の写真を見せてもらうと、ショートボブの女性です。
会話の中で、取引先の男性から「髪の短い女性は好みですか?」と聞かれた僕。あまり髪型で好みを考えたことはなかったので返答に困りましたが……そのときは「ショートボブはかわいいですよね」と無難に返事をしました。
数日後…出社するとビックリ
数日後、出社するとビックリ。なんと受付のカウンターに立つB美が、長かった髪をバッサリ切っていたのです。
「髪、切りました? かわいいですね!」と声をかけた僕。すると、彼女は驚いたように目を見開き、頬を赤らめて……。

普段と異なる反応に、僕はハッとしました。「女性は失恋したら髪を切る」という話を聞いたことがあり、それがふと頭をよぎったのです。もしかしたら、僕は無神経なことを言ってしまったのかもしれません。
とっさに「ごめん! 俺、そういうの気が回らなくて……本当にごめん!」と謝り、急ぎ足でその場をあとにしました。
2人の距離が縮まるとき
お昼休みになっても、B美を傷つけてしまったかもと、気になって仕方がなかった僕。そこで、社食にいたB美に勇気を出して声をかけてみることにしました。
「あの……朝は本当にごめんね」。そう彼女に声をかけ、「もし嫌じゃなければ、朝のお詫びに食事をおごらせてくれないかな」と食事に誘いました。
普段はそっけない反応のため、断られるだろうなと思っていると……B美からは「はい! 行きます!」と返事が。食い気味の返答だったので、とても意外でした。
その後、仕事終わりに食事へ。レストランでの時間は楽しく、お酒が入ったこともあってか、B美とは普通に会話をすることができ、ホッとしました。
帰るころ、B美はほろ酔いの様子でした。少し心配になった僕が「よかったら家の近くまで送ろうか?」と尋ねると、彼女は「ありがとうございます。お願いします」と答えました。
その後、2人でタクシーに乗り、無事に自宅近くまでB美を送り届けました。
気持ちを打ち明けたら…
次の平日の仕事終わり。会社を出ると、B美から声をかけられました。
「先日は送ってくださって、ありがとうございました。よかったら、お礼に夕飯をごちそうさせてください!」
彼女から誘ってくれるとは思わず、とてもうれしくなりました。しかし、後輩におごらせるわけにはいきません。「おごってもらうなんてできないよ」と言うと、彼女は「グラタンを作るので、よかったら、私の家で……」と頬を赤らめたのです。
まさかの誘いに慌ててしまった僕。とっさに、「そんなことされたら、本気で好きになっちゃうからダメだよ」と口にしてしまって……。
「しまった」と思っていると、彼女からは「そんなの大歓迎です!」という言葉が。

「だって、私ずっと先輩のことが好きだったから……!」と言うのです。
「実は、僕も高校時代からB美のことが好きで……」と伝えると、彼女はとてもうれしそうな表情に。こうして、僕たちはこの日を境に恋人同士になったのです。
あとから聞くと、B美は僕に憧れて同じ会社に就職したものの、恥ずかしさからそっけない態度をとっていたのだとか。髪を切ったのも、僕が「ショートボブはかわいいですよね」と取引先の人に話していたのを聞いていたからだそうです。
嫌われていると思っていたのに、実際は高校時代からずっと両思いだったなんて……。社会人になってから職場で再会し、恋人になれたことを、奇跡のように感じています。これからもずっと、彼女を大切にしたいです。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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同じ職場の相手に片思いしていると、「告白」や「デートに誘う」といった、関係性を深める一歩はなかなか踏み出せないもの。「仕事上の関係を壊したくない」「相手の気持ちがわからない」「振られるのが怖い」など、さまざまな葛藤がありますよね。
しかし、相手の気持ちは想像しているだけではわからないもの。お互いの立場や気持ちを大切にしながら、少し勇気を出して自分の思いを伝えてみると、思いがけない形で2人の距離が縮まるかもしれません。
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