えみりと共に女性更衣室に入ったまきは、居合わせた男児の存在に気づくと「男は男の更衣室を使ってください!」と猛抗議——。
しかし、そのスクールには「小学生未満の子は保護者の性別に合わせた更衣室を利用する」というルールがあり、コーチから「更衣室の規則は変えられないんですよ」と言い切られてしまいます。
スイミングスクールを後にした母親の脳裏に浮かぶのは、過去の…






















まきが男性に強い嫌悪感を抱くようになった原因は、小学校低学年当時の担任教師——。
「プールしたい!」という娘の言葉を「ダーメ!」と退けながら、担任の不祥事を知ったときの強いショックを思い出すのでした。
小学校低学年だった当時、教室での着替えの最中に担任教師の視線を感じながらも、まきは先生のことを信頼していました。ところが、後に担任の不祥事が発覚。まきは、あのとき自分も性的な目で見られていたのではないかと、大きなショックを受けたのです。先生が女子生徒の着替えを凝視していたのか、スカートの中をのぞいていたのか、本当のことはわかりませんが、まきが大きなショックを受けたのも無理はありません。
まきがそうだったように、かつては男女が同じ教室で着替えをする小学校も珍しくありませんでした。現在、文部科学省が出している小学校の施設に関する指針では、男女で着替える場所を分けるよう求めています。 学校によって対応は異なりますが、子どものプライバシーや気持ちに配慮し、男女別の教室を用意したり、着替える時間をずらしたりする取り組みが見られます。
「信頼していた先生から、性的な目で見られていたかもしれない」——。そのショックが簡単に拭えないことは、言うまでもありません。まきが娘をスイミングスクールに入会させない選択をしたのも、わが子に自分と同じような思いをさせないためなのでしょう。
しかし、ひとりの教師の行動を理由に、男性全体を危険な存在だと決めつけることは避けたいものです。 性別だけで人を判断するのではなく、子どもの気持ちも尊重しながら、安心していろいろなことに挑戦できる環境を見つけていけるといいですね。
神谷もちさんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。
神谷もち