妊娠中の私を「ダメな嫁」と何時間も説教する義母
義母は熱心に高額な化粧品の販売をしており、私は結婚当初からずっとその営業を受けていました。
やんわりと断り続けていたものの、義母は一向に諦めてくれません。勧誘に応じない私に対して次第に「ダメな嫁ね」と嫌みを言うようになり、会うたびに憂鬱な気持ちを抱えるようになりました。夫に相談することも考えましたが、義母との関係がさらに悪化するのではないかと思うと、どうしても言い出せなかったのです。
その行動は日に日にエスカレートし、何かと理由をつけては、夫が仕事で不在の平日昼間にも家に押しかけてくるようになりました。「本当にダメな嫁だ」「なんで私の言うことがわからないんだ」と、何時間も説教されるようになったのです。
当時は妊娠中で、つわりもひどく、体調が優れない時期でした。心身ともにつらい状態でしたが、義母に言い返すこともできず、ただ一人で耐え忍んでいました。
そんなある日のこと。またしても夫が仕事で不在の時間帯に義母がやってきて、いつものように一方的な勧誘と説教が始まりました。ぐったりしながら話を聞いていたそのとき、仕事に行っているはずの夫が突然帰宅したのです。
近くの現場で仕事をすることになり、たまたま荷物を置きに戻ってきたとのことでした。平日の昼間に義母がいることに驚く夫の顔を見た瞬間、私の中でずっと抑え込んでいた感情があふれ出しました。
「もう限界だ」と心底思い、これまで義母に言われ続けてきたこと、一人で抱え込んでつらかったことのすべてを、思い切って夫に打ち明けたのです。
突然のことにごまかそうとする義母でしたが、夫は私の話を信じ、義母をこっぴどく叱ってくれました。そして「二度と家に来るな」とまで言い渡してくれたのです。
さらに夫は、その日のうちに義父にも事情を説明。義父からも厳しく怒られたそうで、それ以来、義母からの執拗な勧誘も心ない言葉もピタリとなくなりました。
つわりの苦しさの中、誰にも助けを求められず、ただ耐えるしかなかった日々。あの日、夫が私の気持ちに寄り添い、しっかりと味方になってくれたことが何よりもうれしかったです。一人で抱え込まず、一番身近な家族に本当の気持ちを伝えることの大切さを、この出来事を通して学びました。今は義母と適度な距離を保ちつつ、穏やかな気持ちで日々の生活に向き合えています。
著者:斉藤麻衣/30代女性/3歳の男の子を育てる1児の母。週3日パート勤務。趣味は料理とお菓子作り。
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)
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