「現金持ってる?」ママ友に貸した算数セット代
小学校の入学説明会での出来事です。事前に「算数セットの代金は、お釣りが出ないよう現金で」とお便りがあったため、しっかり準備をして会場へ向かいました。すると、昔、児童館でよく顔を合わせていたママ友が、焦った様子で駆け寄ってきたのです。
「ごめん、今日お金忘れちゃって……。本当に申し訳ないんだけど、現金持ってる?」
少し多めに現金を持っていたこともあり、「全然いいよ」と迷わず貸しました。
ところが、数日経っても算数セット代は戻ってきません。さすがに遅いと思い、2週間が過ぎた頃にLINEで「そろそろ返してもらえるかな?」と連絡してみました。すると返ってきたのは、「ごめん! うち、現金持たない派で」という言葉。お金を持たない主義は自由ですが、借りたものはきちんと返してほしいというのが正直な気持ちです。
その後も何度か催促したものの、そのたびに話をうやむやにされてしまいます。「電子マネーで送金してくれない?」と提案しても、「旦那が管理しているから」と逃げられてしまう始末。どうにもならず、やるせない気持ちでいっぱいになりました。
入学して半年以上が経った今、そのママ友は私を見るたびにコソコソと身を隠すようになりました。「え、今、私から隠れた……?」と、初めは自分の目を疑ったほどです。学校の先生に相談しようかとも考えましたが、夫から「もう手切れ金だと思って、関わるのはやめなよ。そういう人は何を言っても返してくれないよ」と諭され、きっぱり諦めることにしたのです。
正直なところ、今でもそのお子さんが使う算数セットを見るたび、「うちが払ったのにな」と少し複雑な気持ちになります。ですが、この出来事を通して、ママ友同士であっても安易なお金の貸し借りは控えるべきだと学びました。少し高い勉強代にはなりましたが、これからは自分の心の平穏を守るためにも、人との距離感を上手に保っていこうと思っています。
著者:木田七恵/30代女性/3歳・6歳の一男一女を育てる母。Webメディア関係のパート。趣味はバドミントン。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年11月)
※AI生成画像を使用しています
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