私は現在3歳と生後11カ月のママです。今回は2人目を出産するにあたって、上の子を「産前産後要件」にて入園を希望したところから、運良く保育園に入れた体験談をお話ししたいと思います。
2人目を作る前に経験者の声を聞いた
「子どもは2人は欲しい」という気持ちがあった私。しかし1人目のときから産後、実家に頼らないことを決めていたので、2人目の出産後も里帰りはしない予定でした。そのため、慎重におこなった2人目妊活計画。まずは周りの2児ママたちから産後の子育てのしんどさなどを聞いてみることに。
「私だったらこの困難をどう乗り切ればいいのか?」と想像でき、とても参考になりました。なかでも上の子が保育園などに通っていない未満児で、基本的に自宅にいるとなると想像以上に大変らしく「実家に頼らないと乗り切れなかった」「こんなに大変であれば、子どもが幼稚園に入園してから2人目を作るべきだった」といった声をたくさん聞きました。
2人育児の壁は高いと感じた
そんなママたちの生の声を聞いて、実家に頼れない環境にあった私は、さらに「2人目を作る」ことに慎重にならざるを得ませんでした。私の正直な気持ちとして「誰かの大きな支えがないと、産後の2人育児の壁はとても高い」と当時感じたのも事実です。それでも「2人目は大変そうだから、子どもはひとりでもいい。妊活は控えよう」とは思いませんでした。
また、上の子を幼稚園に入園させるまで妊活を控えてきょうだいの年の差をあえてあけるのは自身の年齢に対する懸念もあったので「もし、2人目を作るのなら早い段階で作ったほうがいいな。そのためにはこの難所をどう乗り切ろう」と入念な事前計画をすすめました。
2人目妊娠直後から保活スタート
この難所を乗り切るために実行した具体的な計画は2つあります。1つ目は「上の子のトイトレを2人目妊娠前に済ませて、産後を少しでもラクにすること」です。この計画も運良く上の子が2歳ちょうどあたりで「誘えば、おまるでおしっこができる」レベルに達したので、妊娠中や産後も精神的にはラクでした。
2つ目は「上の子を産前産後に保育園へ入れて、育児の負担を少なくする」という方法です。私の住む地域の自治体では、保育園入園要件として「産前産後も利用できる」とありました。保育園や一時預かりといった情報も入念にリサーチ済みだったので、2人目を妊娠した直後から保活をスタートさせ、保育園を10軒は事前見学しました。
無事に保育園へ入園して
上の子を保育園に入園させること、しかも私の場合は「産前産後要件」なので中途入園となります。私の住んでいる市ではフルタイムで働くママでも保育園に入園するのが厳しい地域で、正直言って難関でした。
しかし本当に運が良く、見事に希望の保育園に受かり、無事に上の子を預けられる環境が整いました。そしてその後、無事に下の子を出産し、退院後は安心して新生児を自宅で見ることができました。
私が「2人目育児に対する大きな壁」と感じたことは、やはり新生児と上の子を退院直後からひとりで見ざるを得ないことでした。基本的に夫の帰宅は22時以降となり子どもたちが寝たあとに帰ってくるので、やはりほぼワンオペには変わりありません。私には「保育園」を利用したことが、体の負担はもちろん、精神的な支えとなり、保育園に対しては大きな感謝でいっぱいです。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じてお住まいの地域の保育課や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師REIKO
著者:黒井夢乃
二女の母。歯科衛生士資格あり。二女出産前まで歯科医院にて勤務。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。