つらい生理痛で、鎮痛薬を飲んでも痛みがひかなかった私。なんとか生理痛を緩和させるため、思い切って産婦人科を受診し、低用量ピルを服用するに至った体験をお話しします。
学校を休むほどつらかった生理痛
初めて生理が来てからずっと重かった生理痛。中学、高校時代は生理痛がひどくて授業どころか学校も休むほどでした。でも、誰かに相談するのは恥ずかしい……。母にも心配されましたが当時は反抗期真っ只中、生理痛がひどすぎるなんて言えませんでした。
そしてその後、専門学校に進学。専門学校では授業を一日休むと内容についていくのがとても大変。このまま生理痛で毎月休んでいては卒業出来ないと思い、インターネットで検索して産婦人科を受診することにしました。
生理痛の原因は「子宮後屈」
当時18歳。生理痛の悩みなんて恥ずかしいし、ましてや病院に行くのもものすごく恥ずかしかったのですが、産婦人科では意を決して「生理痛がひどい」と先生とお話ししました。
先生からはいつから、どのくらいひどいのかを聞かれ、その後内診。これが本当に嫌で怖かったです。どうにか我慢して内診が終わり、再度先生とお話しすると、私の生理痛は「子宮後屈」という通常は前側に倒れている子宮が後ろ側に倒れていてスペースが狭いために起こるのだろうと言われ、低用量ピルの服用をすすめられました。
低用量ピルの服用で生理痛が緩和!
ピルと聞いて避妊の薬だと思い、けげんな顔をした私に、先生は丁寧にピルについて説明してくれました。副作用の少ない低用量のピルで不定期な生理が整い、痛みも軽減されるとのことで、原因もわかってとても安心しました。薬に対する不安はあったものの、それから低用量ピルを服用し始めました。最初は軽い頭痛などの副作用もありましたが、生理痛は見事に緩和されて学校を休むこともなくなりました。
低用量ピルの服用から10年以上たち、今ではピルをやめて二児の母になりました。あのとき勇気を出して産婦人科に行って本当によかったです。ピルのおかげで学校は無事卒業、社会人になってからも生理痛でつらい思いをすることなく過ごせました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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文/すずきゆう